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ドラゴン桜「ヤンキー2人組も東大に合格する」と東大生が確信する3つの根拠

根拠②「他人思いの行動ができている」

 第1話でこそ、桜木先生と水野先生とを陥れるためにさまざまな汚い手を使っていた彼らですが、第2話以降ではどんどん人がよくなっています。  当初は桜木先生が使うためにバイクを持ってくるというような小間使い程度の役目しかしていませんが、話が進むにつれて、その行動に自主性が入っていくのです。  たとえば、勉強合宿を行う回では勉強に疲れた生徒たちのために手作りカレーを振舞っていました。「ヤンキー2人組は桜木先生の舎弟だから逆らえない」という見方もあるかもしれませんが、それにしたって、わざわざ夜まで学校に居残って同級生のためにカレーを作ってあげるものでしょうか?  さらに最終話でもその人のよさは発揮されていました。  意地の悪い他校の受験生に絡まれている原くんを助けるシーンでは颯爽と現れ、原くんを助け出しました。しかも、その後の合格発表の場では、ほかの生徒の合格を心の底から喜んでいたのです。

「東大入試突破の基本技術」はすでに体得済

 作中、実際に東大入試で出題された問題を引き合いに出したうえで、「自分中心」的な視点しかない人間は東大には落ちると桜木先生が明言していました。  それは広い視野を持って多角的な視点から物事を考えることができなくなってしまうためです。ある種、これこそが東大の求めている「思考力」の本質といえるでしょう。  最初の頃こそ、2人は自己中心的な振る舞いしかできていませんでしたが、この1年間で、他人を思いやるということが自然にできるようになっていました。 「多角的な視点から考える」という東大入試突破の基本技術もきっと身についていることかと思います。
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ヤンキー2人組と東大専科チームとの違い
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