「心が休まる瞬間」がない現代社会では毎日毎日、1億人が、それぞれ抱えた1億通りの地獄を生きているといえば、ちょっと救いがないように思えます。でも、一方で、これは言い過ぎでもないのではないか、とすら考えています。 　毎日、働いている中で嬉しいこともあるでしょうが、辛いことのほうがはるかに多いという人もいるでしょう。実際、医学的にも「辛いことのほうが記憶に残りやすい」という説もあるようです。 　ここで紹介した本はどれも「自分が壊れる前に自分を労わるための本」です。もしも本当に辛いと思ったときには無理をせず、自分自身をいたわってあげてください。 　これらの本が誰かの救いになれば、とてもうれしいことだと思います。1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。（Xアカウント:@Temma_Fusegawa）