仕事

「お金が貯められない30代女性」に共通する12の特徴

 年収500万~800万円。30代女性の全国平均からみると、“高給取り”であるにも関わらず、貯金が50万円未満の独身女性たちには、少なからず、共通点があった。(首都圏在住で、年収500万~800万円で、貯金50万円未満の30代独身女性100人にアンケート調査を実施)  まずは下のランキングを見てほしい。(※数字は100人中、YESと答えた人数です) 1位:愛されるためにはキレイでいることが必要だ/54 2位:エルメス、シャネル、ルイヴィトンクラスのバッグや財布を持っている/52 3位:全部奢ってくれる男性と付き合っていたことがある/48 4位:買ったものが紙袋に入ったまま放置されている/48 5位:一人でいるときもキレイでいたい/42 6位:習い事をするなら、実生活に役に立つものより、心が豊かになるもの/38 7位:彼氏や彼氏候補の貯金額が知りたくて仕方ない/34 8位:シワが確実に消えるなら、いくらはたいてもいい/26 9位:お気に入りのエステティシャンがいる/20 10位:男性に貢いでいた経験がある、もしくは貢いでいる/16 11位:予定もないのに結婚式場の目星をつけている/10 12位:整形したことがある/6  1位「愛されるためにはキレイでいることが必要だ」にYESと答えた人は54人に上る。  また、5位「ひとりでいるときもキレイでいたい」(42人)、8位「シワが確実に消えるなら、いくらはたいてもいい」(26%)、9位「お気に入りのエステティシャンがいる」(20人)を見ての通り、お金が貯まらない30代女性は、どうやら美容にかなりお金を使っているようなのだ。  加齢による劣化を食い止めるためには、お金を惜しまない。 「常にきれいでいたい。見た目をきれいにすると、気分を高めることができると思う」(35歳) 「お金で買えるものなら、若々しくありたい」(33歳) 「30-60代の女性に、仮に10万で1歳若返るなら、幾らまで出すかって質問をした事がある。皆、30万~50万出すと言っていた。やはり、なかったシワやシミができるのは辛いと思う、皆」(34歳)  エステに関しては、 「自分を癒すために気持ちも体もリラックスできる時間は必要だと思う」(38歳) 「技術、手のひらの相性を含めて、この人に高い施術代を払っているな、感じる」(39歳)  など、こだわりが炸裂。  なお、12位「整形したことがある」は100人中6人。結構多いと思うのだが……。整形はメンテナンス代もかかるし、お金がたまらないのも道理だ。  2位を見る限りハイブランド好きで、「サマンサタバサなどの2万円前後の流行りものを1年2年で買い替えるより、10年使えるバッグを10万円で買う。モノグラムは手垢や焼けが目立つのでダミエ。GUCCIは、汚れが目立つし型崩れするので買いません」(34歳)と、「高いものを買ったほうが長持ちするのでお得」理論のようだが、果たして10年に1個しかバッグを買わないのだろうか……。  3位「全部奢ってくれる男性と付き合っていたことがある」(48人)で金銭感覚が麻痺したり、ランクの高い店に慣れてしまった様子も伺える。  そして7位「彼氏や彼氏候補の貯金額を知りたくて仕方ない」(34人)と、3人に1人が、付き合う男や結婚相手の貯金で足りない分を補填する心づもりだ。 「彼の貯金額が知りたくて、お家賃や車のローン、外食費、などを暗算してみたことがあります」(30歳) 「貯金が多いとたいしたことない人でも素敵に見える」(33歳)  なお、10位「男性に貢いでいた経験がある、もしくは貢いでいる」は16人。  3位の「買ったものが紙袋に入ったまま放置されている」(48人)には、たくさんのコメントが寄せられた。 「何が入っているのか分からない、未開封の物がたくさんある」(38歳) 「購入したまま次のシーズンまで眠ることがよくある」(34歳) 「どうも、物欲や所有欲はあるが、手に入れたら興味がなくなったり、使わなかったりすることが多々ある」(37歳) 「ストレスがあるとき、洋服を買っても袋から一週間近く出さないことがある」(35歳)  物欲が強く、買い物そのものが趣味。またストレスを買い物で発散しているようにも思われる。働く女の大変さが伝わってくるのだった。

生活の役には立たないけど、楽しそう

 6位「習い事をするなら、実生活に役に立つものより、心が豊かになるものをしたい」(38人) 「趣味は、お金がかかるものだと思っている。楽しい時間が過ごせて、心の財産になればよいと思っている」(30歳)  若さを維持するために大枚をはたき、ハイブランド好きの買い物好きで、生活を楽しんでいる。そりゃ貯まらないだろう。 とにかく「今」を生きている――それが「貯まらない30代独身女性」の実像なのであった。 <取材・文/ともりん 撮影/佃 大平>
おすすめ記事