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転職で年収が100万円ダウン…事故物件に住んで家計圧縮する貧困男性

 増額よりも減額するケースが多いと言われている転職後の収入。多少のダウンは覚悟のうえかもしれないが、一気に100万円も年収が下がるとなれば話は別だ。実際に、職場を変えたことがきっかけで貧困に陥った男性がいる。

転職後、4か月で貯金が半減!

貧困男性

写真はイメージです

「なんとかなるだろうと思っていたけど、転職してすぐに自分の考えが甘かったことを思い知らされました」  そう語るのは、2年前に業界大手の建築資材メーカーからイベント会社に転職した黒瀬正樹さん(仮名・28歳)。年収は400万円→300万円に下がったという。 「転職して住宅手当がなくなったのに中目黒の家賃10万円のマンションに住み続け、勉強のために自腹で毎月いろんなコンサートやイベントに通っていたら給料だけでは生活できず、貯金を切り崩してやりくりする状態でした」  維持費がかかっていた車は処分したが、傷などがあったので収入になるどころかローン残額との相殺にすらならなかった。結果、転職時点で100万円あった貯金は4か月で半分に減ってしまう。 「家賃の安いところに引っ越すつもりでしたが仕事が忙しくて引っ越す時間がなかったのと、残業後に終電まで時間があるのに疲れてタクシーで帰宅していたので……。収入が下がったことは知りつつも頭で理解していなかったんだと思います」  自業自得な気もするが、慌てて引っ越し先を探すも条件として挙げたのは、職場のある六本木から通勤30分圏内で家賃5万円以下の物件。当然、都心に近い場所でそんな条件に見合うところなどあるはずもないが、片っ端から不動産屋に問い合わせた末、なんと築25年ながら新宿区内に家賃5万3000という1DKのアパートを見つける。
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ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。

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