覚えておきたい「泥酔しない飲み方6か条」
―[泥酔現場の懲りない人々]―
朝から酒が飲めるお正月。長時間飲み続け、思わぬ大失態をしでかすことも。つまみの選び方や飲み方で泥酔しないコツはあるのか?
「まずは酒と同量の水を並行して飲むことです。肝臓のアルコール分解力を促進し、血中アルコール濃度を薄めてくれます」と言うのは健康管理士の嵯峨泰氏。
飲むとあまり食べないという人はよくいるが、「アルコールが急激に吸収される」ため厳禁。泥酔を防ぐには、どんなつまみがよいのか?
「まず野菜ですね。ビタミンやミネラルがアルコールの分解力を高めます。枝豆や赤身肉などタンパク質が豊富な食品、チーズなど油脂の多い食品は、アルコールの吸収速度を遅くします」
よって、嵯峨氏が最もおすすめのつまみは、「オリーブオイルたっぷりの魚介サラダ」という。
また、アルコール度数が低いから泥酔しづらいというわけでもないという。
「ワインなどの果実酒は、発酵過程で不純物が生成されるので、ウオッカのような成分がほぼアルコールのみ、といった酒に比べて肝臓での処理に時間がかかり、悪酔いしやすい。一見、薄いハイボールも炭酸水がアルコール吸収を促進し、結果的に酔いが回りやすくなります」
量を飲まないに越したことはないのだが……。
<泥酔しない飲み方6か条>
(1)一気に飲まない
(2)水を飲みながら飲む
(3)会話を楽しみながらゆっくり飲む
(4)チャンポン飲みはしない
(5)介抱上手と飲む
(6)毎回、ひどく泥酔する場合は病院へ
【嵯峨 泰氏】
大手企業にてサラリーマンの健康面をサポート。現在は東京都健康管理士会の代表として勉強会や講演、セミナーなどで精力的に活動。食生活アドバイザーでもある
取材・文/SPA!泥酔現場取材班
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