やんちゃでノリ良し。港町・横浜に根づいた水着居酒屋探訪【後編】

←【前編】はコチラ

 店のあちらこちらで「コール」が展開されている。女のコ2~3人が取り囲み、ポテトを振ったり、グレープフルーツサワーを搾ったり、他の卓を眺めるだけで楽しい。あいこちゃんによれば、他の卓のコールに合わせて楽しんでもルール違反ではないという。

 それを見て我々も生グレープフルーツサワーを時間差で注文。1コ搾ると、今度は別の女のコがやってきて、「生搾り! 生搾りっ! 愛情込めてギューギューギュー!」などと実に可愛いコールで搾ってくれる。

「いや~、この完全水着ルックは都心ではもはや絶滅していますからね。東京はすぐ牙を抜かれちゃうから、ダメなんですよ!」

 サワーをひと息で飲み干したO氏が饒舌に解説する。しかも、矢継ぎ早におかわりしたサワーの“製作現場”にかぶりつくという超やんちゃぶりだ。

「一昨日まではイベントでセーラー服にTバックだったんですよ。次は絶対に来てね!」

 後ろ髪をひかれながら、店を後にする。ハマはまだ宵の口、久しぶりに伊勢佐木町のパブでも覗いてみようか……。

【水着居酒屋の遊び方】

・取り分け系メニューを頼め!

居酒屋なつこぶっかけチャーハン(900円)やラーメンサラダ(790円)など、大皿料理を注文すれば、女のコが小皿に取り分けてくれる。その間にいろいろと質問したりコミュニケーションを図るのだ

・生搾りドリンクを注文!

居酒屋なつこ乾杯ビールのあとはすかさず「生搾り系サワー」を。コールとともに、女のコがか細い手でグイグイとレモンやグレープフルーツを搾ってくれる。そのけなげな姿には誰もが感涙モノだ

・ゲームメニューで心をツカめ!

居酒屋なつこ5本のチョコ棒を水分を取らず、30秒以内に完全に飲み込めば店のメニュー全てから1品がタダになるという「モグモグチャレンジ」(500円)。勇敢な挑戦には女のコが必死に応援してくれる

【居酒屋なつこ】
神奈川県横浜市西区南幸2-12-10 ITOビル4F 電:045-317-7250 17~翌5時(土日は15時~)。725円~(60分・飲み放題。17~18時。土日は15時~)。10~20代まで。女のコは常時10人程度出勤 http://y725.jp/

撮影/渡辺秀之 協力/O氏(夜遊びガイド)

苫米地 某実話誌で裏風俗潜入記者として足掛け5年。新天地でヌキを封印。好きなタイプは人妻
苫米地の他の記事