第六十三夜【前編】

アキバ第2弾。

声優予備軍たちの美しい自慢の声に酔いしれる!


【担当記者:ナカソネ】

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 大晦日、年忘れナンパを早々に切り上げ、ひとり寂しく年を越したナカソネです。おとなしく家で紅白歌合戦を見ていたはいいものの、出ているのは知らない歌手ばかり。思わずキャバクラの年越しイベントでも探そうかとしていると、画面に水樹奈々さんという歌手が。プロフィールでは声優となっていますが、やたら可愛いじゃありませんか。どうやら最近の声優は声だけじゃなく、可愛いこともマスト要因なんですね。ん、待てよ。ならば声に覚えのある巷の女のコ自体が美人化しているのかも……。調べてみると、なんと声優のセミプロたちが働くバーがあるとの情報が! 早速、未来の水樹奈々さんを探すべく、秋葉原へと向かったのです。チョリ――――ッス!

女子アナばりの美声で「声萌え」な自分を発見

 やって来たのは「声優のタマゴ」という、実にわかりやすい名前のお店。中に入ると、15席ほどあるカウンター越しに女のコと話しができるガールズバースタイルになっています。この手のお店ではいつも、ツカミを下ネタに頼る傾向があるナカソネですが、ヒヨコをイメージしたファンシーな衣装に下ネタは無粋というもの。声優さんという未知なるジャンルを純粋に楽しむことにしました。

 まず、この店での遊び方はドリンクを注文するときにアニメキャラのものまねをリクエストするとのこと。そこでナカソネは、接客をしてくれたくるみちゃん(19歳)へ、ジントニックと一緒に最近パチンコでハマっている新世紀エヴァンゲリオンの惣流・アスカ・ラングレーの名セリフをお願いしてみました。

「はぁ、あんたバカぁ!?」

 さすが声優志望なだけあって、腹式呼吸の発声はバッチリ。普段の店で聞きなれた、酒&ヤニ焼けしたキャバ嬢のダミ声とは違い、女子アナすら連想させる美声に酔いしれます。中には1000種類以上のレパートリーを持つコもいるそうで「ガンダムのセイラさんをお願いします」なんてオーバー30のリクエストにも対応してくれるところがありがたいです。

 声優の魅力にすっかり目覚めたナカソネ。さらにその素顔を知るべく、普段は大学に通っているというくるみちゃんの私生活について聞いてみると……。

「合コンとかには行ったことないよ~。だって、コミケでコスプレしてるほうが楽しいもん!」

俗世間に毒されていない、アイドルとしては100点満点の模範解答です。お酒を飲みつつ話が進めば、「ドラえもんの声はやっぱり大山のぶ代のほうがいいよね~」なんて、にわか声優談義で意気投合。僕レベルの知識でも充分、会話を楽しめました。



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撮影/渡辺秀之

ナカソネ 毎晩六本木に群がる元ギャル男。電子辞書は英語とスペイン語を搭載。夢は国際結婚。世界一の美女を探す旅に出るため、第七十八夜にて俺の夜チームから脱退
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