会話に出てくる「私はコミュ障です」は本気にしてはいけない?【コラムニスト原田まりる】

 美容院や飲み会など、まだそこまで仲良くない人と話す時に出てくるコミュニケーションの定番といえば「血液型何型?」という話題や「星座何座?」という話題が定番として上がる。

会話に出てくる「私はコミュ障です」は本気にしてはいけない?【コラムニスト原田まりる】 この手の話題は好き嫌いが分かれるのが、血液型や星座に関する話題を持ちかけてくる人は、あまり仲良くない人との会話を繋ぐのにキャッチーな話題として場を盛り上げるために、うまく活用しているのだろう。

 また反対に、そういう世間話しを苦手に感じる人、というのも同時に存在する。私もそのうちの一人である。なぜかというと、血液型や星座になぞらえて相手をカテゴライズするという行為は、根拠がないだけでなく、上滑りな会話に思えるからである。「長女だからしっかりしてる」「末っ子だから甘えん坊」とかもその類だ。

 しかし先日「血液型とか信じてないけど、話題に出すのは好き」と言っている友達がいた。彼女によると「自分は信じていないけど、誰とでも盛り上がれる“無害な会話”だからとりあえず乗っかる」というのだ。

 彼女曰く、まだそこまで仲良くないひとたちと話す時に誰も傷つかずに盛り上がれる話題の鉄板は「血液型、兄弟構成、そして小学生レベルの下ネタ」とのこと。確かにそれらの話題は誰を傷つけることもない無害な話題である。

 つまり彼女にとっては、表面的な話題を出すのは、会話の潤滑油代わりであって、相手を深く理解するためというわけではない。コミュニケーションを円滑にするための一つのとっかかりであり、便利単語として用いているだけなのである。私がそれらの話題を「根拠がなく表面的な会話」だと感じているのは、会話の目的が互いのパーソナルを理解することであったのに対し、彼女にとっての会話の目的は、その場を円滑に盛り上げることである、という違いがあったのだ。

 会話の中では、額面通りに受けとる必要のない「会話のタネとなる会話」というものが存在する。相手からすると、真面目に受け取ってもらうためではなく、会話を円滑に盛り上げるためのタネとして、会話のきっかけつくりにすぎない話題や言葉というものが存在するのだ。

 一見、自己開示のようで、じつはそういう意図ではない話題には、星座や兄弟構成、また小学生レベルの下ネタの他に“自虐ネタ”なんかも含まれる。

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