雑学

酒を飲むと「俺のことを褒めてくれ!」と絡んでくるめんどくさい男の話【エッセイスト・犬山紙子】

【週刊SPA!連載 痛男!(イタメン)】
―『負け美女』のオトコ観察絵日記 犬山紙子 ―

「褒め言葉」への餓えがエスカレートすると……


 夫が最近、シェフをやっている友人に教わりながら料理をするのにハマっておりまして、何その最高なブーム!と心躍っております。

ちょっと幼少期が心配になった… 仕事に疲れて家に帰ると、人畜無害そうなおっさんが2人で、前菜から、フルーツを使ったサラダ、ほどよくレアなステーキ(安い肉をおいしく焼く!)などを楽しそうに作っている! しかも食べるのは私!! 料理が趣味っていう女が男ウケ抜群って言われるゆえんがよくわかりました。これは男ウケ女ウケ関係なく、“仕事でバタバタしてる人ウケ”がいいってことなんですね……。ベタな男ウケテクニックは、仕事で忙しい女に対しても効果を発揮するんだなあと思った次第です。

 さて、今回の痛男は「酒癖の悪い男」であります。酒癖が悪いというと、「私酒乱なのー(お酒飲むと大胆になるよ! みんな私を口説くチャンスだね!)」とわざわざアピールしてくる女がいたりしますが、本物の酒乱とは他人に危害を加えたり、昏睡状態に陥って死ぬ可能性もあったりで(酒を飲むと死んだように眠ってつねっても叩いても起きない人とかも)、シャレにならない。自称するのは紛らわしいからやめてもらいたいものです。で、そのあたりのシャレにならない人々は断酒協会やお医者さんに任せるとして、今回は単に酒癖が悪い、はた迷惑な男についてです。

 駆け出しイラストレーターのD君(29歳)はもともと人を信用しないタイプで、あんまり人と馴れ合わないギラついている男。誰よりも自分の絵が最高なはずだという、高いプライドが垣間見られます。非常に生真面目で、締め切りもしっかり守るので、仕事は少しずつですが着実に増えている模様です。

 しかし、そんな彼は、酒を飲むと本当にめんどくさい。最初ビールを飲んだりしているうちは「おっ、陽気になったな」くらいなのですが、それがワインなどに変わり出すとやばくなるサインで、手当たり次第に周りの人に絡みだす。

次のページ 
その絡みかたが…

1
2
高学歴男はなぜモテないのか

すべての男性に伝えたいコミュニケーション力のツボ




おすすめ記事