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運動会は家族でテントを張る時代に。まるで“野外フェス”に様変わりする学校行事

 一方で、学校行事であることをわきまえない迷惑な家族もいるという。通常、設営が簡単で張り綱をとらなくても自立する「ワンタッチタープ」が推奨されるが、人が多く行き来する場所で張り綱を長く取らなくてはいけない「ウイングタープ」を組み立てて、周囲に迷惑をかけてしまう家族もいるようだ。
運動会は家族でテントを張る時代に――まるで“野外フェス”に様変わりする学校行事

※写真はイメージです

 都内のある中学校では、200cm×150cmまでとテントの大きさと幅が守るべきルールとして決められており、当然、テントの使用を禁止している学校もある。運動会でテントを張る際には、学校側がテントやタープを張ることを許可しているのか確認することが大切だ。  関西圏で小学校の教員を務める40代の女性は「組み立てた骨組みが外れてその梁が子供に当たってしまい、頬が切れて出血してしまう恐れもあるので、そういった配慮はなるべく怠らないでほしい」と注意を呼びかけつつ、「テントを張るのはグラウンドの周りではなく、少し離れた場所にスペースを確保して休憩しているので、テント張り自体は迷惑行為ではありません」と補足する。  これからは子供だけでなく大人も、熱中症や食中毒が急増する季節。時代は変わっていくが、運動会では各々がルールを守って、誰もが気持ちよく過ごせるよう心がけることが大切だ。 <取材・文/北村篤裕>
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