小学校の非常勤講師は年収200万円以下!? 働いているのに生活保護受給も
非正規職員は、地方公務員法の「特別職」なので、副業や兼業は自由にできる。しかし本業のほうは、生徒の転出でクラス数が減ると真っ先にクビになってしまう。ようやく決まった仕事がキャンセルされることもザラだ。失職の不安から病休を取るのもためらう。
「私も妊娠したとき、仕事を断れば次の職はないといプレッシャーで仕事を引き受け、出産後はすぐ職場復帰しました。産休をしっかりとれる正規の教員の方々がうらやましかったです」
本来の臨時教員は、正規教員が働けなくなった場合にそこを埋めるイレギュラーなもの。ところがこれが、人件費削減に使われてしまっているのだ。
「私を含めて、非常勤の先生方はほとんど年収200万円以下、年収100万円に満たない人も多い。とてもほかの仕事をしなければ暮らしていけません。しかも昇給も社会保険もないので、将来を考えるとお先真っ暗です」
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