更新日:2022年07月24日 17:54
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ラーメン屋は外国人客に優しい!? 飲食店の「おもてなし力」を覆面調査してみた

 政府は東京五輪の2020年までに、年間訪日外国人の数を4000万人に増やすと発表。そんなニッポンの「英語おもてなし力」は大丈夫かを確かめるべく、抜き打ち調査を各所で実施。TOEIC860点、英語圏在住歴ありなどの記者が日本の国際化対応力を検証した。
ラーメン

※写真はイメージです

意外と優しかったあのラーメン屋

 美食を目当てに訪れる外国人観光客も数多いが、近年では寿司でも天ぷらでもなく、ラーメンの人気が高まっているという。そこで、ある意味外国人に最も敷居が高いといわれる某ラーメン店の支店に向かった。 「ニンニクヤサイアブラカラメ」などという呪文のようなオーダー方法や、私語をしたり、食べるのが遅かったりすると退店させられるという噂から日本人であっても物怖じする者が多い。食券販売機には英語表記はなく、調理中の店主に声を掛けると「待って」と鋭く制されてしまった。  だが、ほどなくして若い店員が流暢な英語で「醤油味で大丈夫? 豚は食べられる?」と対応。さらにトッピングの際も「ガーリック? ベジタブル? ファット?」と聞いてくれたうえ、マシマシ(トッピング増量)にするとどれくらいの量になるのかをジェスチャーで提示。まったく不都合なく食事ができた。
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しかし、席を立とうとすると…
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