更新日:2016年10月21日 23:37
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安倍政権・補正予算28兆円の“ムダ度”を独自にランキング

6.沖縄科学技術大学院大学の関連事業……48億円 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1211052

補正予算で整備費が計上された沖縄大学院大学。自民党支援建設業者が工事を受注する

 別名は“尾身大学”。提唱者の尾身幸次元沖縄担当大臣は、大学関連工事受注の國場組で「(参院選出馬の)娘をよろしく」と挨拶。今でも國場組など自民党支援企業が工事を受注。 7.子育て世帯等の住まいにかかわる支援……55億円  3世代同居支援を実施するものだが、3世代ではなくてもトイレや台所などが2か所あれば建築改修費を補助。「豪邸も対象、高所得者にもメリット」と追及された。 8.大型クルーズ船の受入環境改善……165億円  訪日外国人の急増に伴うクルーズ船の寄港需要に対応するため、既存岸壁の改良などを実施するもの。ただし全国で一斉に行うので、過剰整備になる可能性大。 9.大都市圏環状道路等の物流ネットワークの強化、渋滞対策……1295億円  生産性の高い物流ネットワークを構築するため、大都市圏環状道路等の整備を推進。これから人口減少社会に突入して渋滞解消が自然に進むため、必要性は乏しい!? 10.原子力発電所周辺地域における防災対策の充実・強化……100億円  国が原発立地自治体に対して屋内退避施設などの放射能防護対策事業を補助するもの。原発再稼働をしなければ、不必要となってしまう!? 取材・文・撮影/横田一
ジャーナリスト。『仮面 虚飾の女帝・小池百合子』(扶桑社)、小泉純一郎元首相の「原発ゼロ」に関する発言をまとめた『黙って寝てはいられない』(小泉純一郎/談、吉原毅/編)編集協力、『検証・小池都政』(緑風出版)など著書多数
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