競馬で勝つためには予想よりも「馬券の買い方」が重要
「もし、絞ることを考えるなら、他の券種を選ぶという選択肢もあったのではないでしょうか。実際に昨年の有馬記念は馬単でも1万3780円の配当です。キタサンブラックを切るという選択をしたなら、オッズを見て馬単にするという柔軟性があってもよかったのかもれませんね。券種を選ぶという行為は買い手の権利です。その権利を行使すれば責任は買い手が負うことになります。だから、どの馬が勝つかを真剣に考えるなら、どの券種で買うかももっと真剣に考えるべきなんです。記者さんは券種を変えていたら勝っていたわけですし、考えを変えてキタサンブラックを入れて手広く買っていたら大儲けできたわけです」
ちなみにまたしても記者の話であるが、記者がTARO氏と出会ったのは今年の夏。TARO氏から“買い方”の重要性を説かれて以来、実はボートレースの収支は大幅にプラスになっているのである。これまでの記者の買い方は本命買いなのに手広くドカ買いして収支を減らしたり、穴狙いにもかかわらず買い目を絞ってハズすなどちぐはぐな勝負が目立っていたのだが、TARO氏に触発され「当てることにカッコよさなんていらない」を念頭に穴狙いなら手広く、本命なら潔く絞り込む、また不安なレースは見送ることを実践。その結果がプラス収支に繋がったと強く感じている。
「このレースの結果で年間収支が変わるという意識漬けを強く持つことは大事です。後から買い足したことで数十万円のカネを手にすることもあるのです。まぁ、このレースはわかんないから3連単でテキトーに……なんて買い方をしているウチは絶対に儲けることはできません。わかんないなら買わない。勝負に出ることができるレースを見つけ、さらに儲かる買い方を熟考する。それでようやく回収率を上げる第一歩が踏み出せるんです」
競馬以外にも、TARO氏の予想メソッドは通用するはずである。競馬ファンには必読の一冊、競馬ファン以外は新たな世界を広げる一冊になるはずだ。この一冊があなたの未来を変えるかもしれない。
【TARO】
競馬予想家。メルマガ『TAROの競馬ノート』は有料読者数がまぐまぐ!ギャンブル部門で1位。新刊『回収率を上げる競馬脳の作り方』(扶桑社)が12月24日に発売される
取材・文/SPA!競馬予想班
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