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和食の女性料理人に聞いた「職場でツライことは何ですか?」

 しきりにダイバーシティが叫ばれる昨今。職場での男女格差も埋まりつつあると思う人もいるだろうが、なかにはいまだに男女比率が極端な業種も少なくない。そんな現場で働く“職場マイノリティ”たちの悩みを徹底調査した!

料理人編(男>女)

料理人

※写真はイメージです

「洋食の世界やパティシエには女性も多いですが、和食の世界では完全にマイノリティ。師弟関係が厳しいため、古い時代の“女に料理はできない”という男尊女卑が今でもバリバリ残っているんです」  こうぼやくのは女性料理人の多田紀美さん(仮名・25歳)。高校卒業後に修業をした京都の老舗割烹では苦労が絶えなかったという。 「生理になると料理が血生臭くなるとか、女に味はわからない、調理場に入れると店の品位が落ちるとか、ひどいもんですよ。休日にちょっと化粧をしただけでにおいが残ると怒られたこともあります」
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和食系のチェーン店でも似たような傾向が
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