24年ぶりに秋葉原を訪れた44歳おじさんが驚いた意外なものとは【電マライター・村橋ゴローの東京ぶらりんこ旅 第9回】
さて「昔から」といえば、大規模な再開発から免れた昭和テイストな軒先が何件かあって。まずはこちらの食堂。
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1316899
「アキバの老舗」という冠に偽りナシの趣をもつ『かんだ食堂』。この店に寄って写すとまるで昭和だが、これを引きで撮ると……
眼前には、30階建ての巨大ビル『クロスフィールド』が。ゴジラにギリ踏み潰さなかったというか、よくぞ生き残った感満載である。そしてメイドカフェやパソコンショップが立ち並ぶ通りのなかに、ひっそりとこんな建物が。
『田中すだれ店』。「アコーデオンドアー」、思わず声に出したくなる言葉だ。こちらの看板も電柱越しに撮ると、
昔ながらの風景と、今のアキバが混在していることがよくわかる。アキバはオタクの聖地でもあるが、住所でいえば千代田区外神田。その喧騒を抜け、少し路地にまわれば
神田明神ののぼりがよく似合う、古くからの下町。
このように古い民家も多いが、ただの古ぼけた家ではない。
2階に寄るとこのような鉢植えが。住人の手間と生活が垣間見え、見ているだけで心が落ち着いてくる。
なかには店のアイコンであるバイクの絵がごっそり削げてしまったモーターショップも。
玄関先まで行くと、昨日きょう書かれたものではないと推測されるあいさつ文が。悲しいね。
……などとおセンチ気分に浸っていた、たったひとりの我々取材班! その眼には、にわかには信じられない物体が! これを“銀座”と呼ばずして、何と言おう! 秋葉原は実は神田、そこで見た銀座! ややこしい!『パリス吉祥寺 中野本店』ぐらい、ややこしい! その正体とは……
室外機銀座! その数なんと、22個! ひと言いわせてもらおう、STOP温暖化! 以っ上!!(厚切りジェイソンふうに)
【村橋ゴロー】
1972年生まれ。ほとんどの家事とまあまあの育児をこなす、ライター・コラムニスト。千原ジュニアや田村淳など芸人連載の構成を多数手掛ける。その一方、ママ向けサイトit mamaでは、「どの口が言ってるんだ」という感じだが、妊活や育児についてのコラムを執筆中。また、『ゴー! ゴー!! バカ画像MAX』シリーズ(KKベストセラーズ刊)は累計190万部を突破。近著に『俺たち妊活部「パパになりたい!」男たち101人の本音』(主婦の友社刊)がある。Twitterは、 @muragoro
<取材・撮影・文/村橋ゴロー>
1
2
この連載の前回記事
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ