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一流シェフの料理を味わえる「ラブホテル」。料理にこだわる理由とは?

 今、ラブホテル業界に大きな変化が訪れている。メインターゲットとなる客層は女性や外国人観光客へとシフト。それに伴い、これまで見られなかったような高級ホテルやテーマパークのようなホテルが続々誕生しているのだ。その裏側とは?

一流シェフの料理を堪能!! 本格グルメ導入の流れも

ラブホテル

高級レストランでは考えられないような値段設定で、シェフの作った、さまざまなグルメを楽しむことができる

 近年、ラブホテル業界で変化しているのは、アメニティだけではない。 「最高級のグルメを味わえるホテルが登場している」(ラブホテル評論家の日向琴子氏)という情報を聞き、国立市の「ウォーターホテルS」に潜入した。
ウォーターホテルS

ウォーターホテルS。宿泊 2万9000円~、休憩 1万6000円~

 一番人気の部屋、「フォーシーズンズスイート 露天ジャグジー付」で、まず注文したのは、「カナダ産オマール海老のトマトクリームパスタ」。お値段3000円、オマール海老をまるまる一尾使っているというド迫力のメニューだ。 「麺は創業105年、淡路麺業の生パスタ『キタッラ』を使っています。太麺で、海老の頭をクラッシュして作った濃厚なソースがよく絡むんです」(同店・清水康司氏)  いざ、口に入れてみると……。海老の厚み、旨味がスゴい! 「販促費と捉えていますが、原価だけで2500円かかっています。普通のレストランなら倍の値段はしますよ(苦笑)」  続いて頼んだ「黒豚のグリル~柚子ポン鬼おろし」は、「サツマイモを食べて育った本物の黒豚だけを九州から空輸しています」とのことで、こちらも味は抜群! しかし、ココまでグルメにこだわる理由はなんなのか? ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1357221
黒豚のグリル~柚子ポン鬼おろし

黒豚のグリル~柚子ポン鬼おろし

「実はもともと本業で料亭など飲食店を多数やっていたんです。そこのシェフがメニューを作り上げてます。大人気のパンはすべて焼き立てを提供するほどのこだわりです」  こうして料理を突き詰めていった結果、客側にもある変化が。 「普通のラブホテルは男女一緒にチェックアウトされますが、ウチは、女性がギリギリまで残ることが多いんです。ひとりでランチを楽しんでから帰るんですよ。また旅行気分で連泊する方も多いです」  進化し続けるラブホテル。ついには高級レストランを超えるような店も出現しているのだ。 ― 変化する[ラブホ業界]の裏側 ―
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