銀座で成り上がりたかったらお客様にしてはいけないこと――銀座最年少ママ桐島とうかの「漆黒革の手帖」
ママは、余裕のあるお客様に余裕のある飲み方をさせていた。そのクラブのお客様にはポケットマネーで飲むお客様は1人もいなかった。ママはお客様一人ひとりの交際費で飲める金額を理解していた。ボトルが開きそうなのに、
「○○さん、明日ゴルフでしょう。お早いのに、こんなお時間まで大丈夫ですか?」
などど、お客様の帰宅を促すこともあった。
お客様には絶対に無理をさせてはいけない。
私は自分の事で精一杯になっていると、どうしても周囲に甘えてしまう事がある。けど、それをお客様に出してしまうのならば、ホステスとして三流である。
私が尊敬するママから学んだ多くのことの中の1つだ。
これは先日来店してくださったお客様が、20歳の私が前の店で働いていたときに送ったメールをプリントして持ってきてくださって思い出したエピソードです。今は私がママなので、誰も叱ってくれる人はいません。当時のママからの教えを、今も時々思い出しては日々反省しています。
銀座で働きながら学んだこと、個性のあるお客様や最近の関心事について、これから書かせて頂けたらと思います。どうぞ皆様、これから今一度、お付き合いください。
’92年生まれ。’15年に学習院大学経済学部卒業。学生時代に起業して失敗し、水商売の道に進む。銀座にあるクラブ「Monterey」でママを務め、お店に来ている顧客数は2500人、個人の月間売り上げは1000万を越える。習い事はフラメンコ、ゴルフ、料理。趣味は仮想通貨投資、競馬、着物など
【桐島とうか】
’92年生まれ。’15年に学習院大学経済学部卒業。学生時代に起業して失敗し、水商売の道に進む。銀座にあるクラブ「Monterey」でママを務め、銀座のママとしては現在最年少。お店に来ている顧客数は2500人、個人の月間売り上げは1000万を越える。習い事はフラメンコ、ゴルフ、料理。趣味は仮想通貨投資、競馬、着物など1
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