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AVの帝王・村西とおるが語る「社長令嬢で横国女子大生の黒木香がAV女優デビューした理由」

編集室に警察がやってきた

――1対1で6時間はプライベートでも、なかなかないことですよね。 村西:あまりにも長い指導だったから、すっかり日が暮れて、コテージに家族連れが戻ってくるんですよ。「父さん。オオカミのような雄たけびが聞こえるよ」。「何? オオカミ!? 危ないからあっちに行こう」なんて声が聞こえてくるんです(笑)。 そんな風に挿入こそしないけど、いじったり、つねったり、しゃぶったりして、「さあ、本番!」ということで黒木さんにペニスを挿入したら焼け火鉢のようになりました。初めからフルスロットルだからこそ、ああいうテンションの高い作品になったんです。 ――編集をしたのも村西監督自身ですか? 村西:そうです。ただ編集前は正直ダメかと思いました。そもそも那須塩原の大自然を舞台に、“草原を駆け抜ける少女”みたいな作品を撮ろうと思っていたのに、女性がワンワン叫んで男性にアタックするような作品を撮ってしまった。当時のAV業界には“淫乱”という概念が存在しなかったですからね。 ――失敗作を撮ってしまったと。 村西:ところが編集している最中に、警視庁の人間が編集室にやってきたんです。 ――え!? 何か怪しまれるようなことがあったんですか? 村西:週に1度ぐらいのペースで巡回してきて、私の映像を観ていくモノ好きな刑事がいたんですよ。私が編集しながら落ち込んでいたら、「今回は今まで観たAVの中で一番面白いね」と言うから、ちょっとこれは出してみようかなと。いわば警視庁の彼の一言がなければボツだったかもしれないですね。 ――摘発以外で警視庁がAVに関わるなんて前代未聞ですね! 村西:それまでのAVは「犯される」とか「くみしだかれる」とか、男に征服されるように「ごめんなさい。許してください。ダメダメ」と言って「アンアン」するのがパターンでしたからね。黒木さんのように、やればやり返すみたいな、男に拮抗してくるみたいな映像は初めてだったんですよ。
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女性上位のセックスを体現した
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(情報)
Netflixオリジナルシリーズ『全裸監督』
総監督:武正晴
監督:河合勇人、内田英治
出演:
山田孝之 満島真之介 森田望智 柄本時生 伊藤沙莉 冨手麻妙 後藤剛範
吉田鋼太郎 板尾創路 余 貴美子 / 小雪 國村隼 /
玉山鉄二 リリー・フランキー 石橋凌
原作:本橋信宏『全裸監督 村西とおる伝』(太田出版)
配信:2019年Netflixにて全世界独占配信
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