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コロナショックで潰れる意外な職業。逆に影響がないのは…

 各業界に吹き荒れるコロナ禍。停滞する日本経済や企業活動への損失は計り知れないが、解雇や契約解除などで職を失った人はすでに続出している。今後間違いなく増える“コロナ失職”の深刻な現状に迫った! コロナ失職の悲鳴

コロナショックでこれからつぶれる意外な職業

 コロナショックのダメージは途絶えることのない波紋のように日本全体に広がっている。今後、危険な職業とは? 経済評論家の加谷珪一氏は解説する。 「筆頭は着物レンタル会社や観光地の土産物店など、インバウンド(訪日外国人客)の恩恵で成り立っていた職業。特に、百貨店や化粧品販売実店舗は苦境に立たされています」  大規模なイベント中止や自粛は街中の生花店も直撃している。 「入学式や卒業式の中止や縮小によって花束を贈る機会の減少。街中の生花店だけでなく、全国の花生産農家も出荷不能や値崩れなどで困っています。また、『イベント告知関連の印刷物』が売り上げの大きな比率を占める印刷所も悲鳴を上げています」
コロナ失職の悲鳴

加谷珪一氏

 4月は新規案件が立ち上がる時期だったが、これもストップしたまま。 「新型コロナウイルスの先行きが不透明なので企業も思い切った投資に踏み切れず、動きが鈍化しています。転職エージェントでの斡旋がほとんど止まっているという情報もあります」  日本経済の中心を担う自動車産業。大手自動車会社が海外市場の需要急減を受けて国内工場の操業停止を発表している。 「自動車関連を専門とする下請け会社は多い。体力の弱い、自動車に使うネジや小さな部品を製造する町工場は厳しい状況となるかもしれません」  さらに、感染リスクを懸念して客足が遠のく場所も多い。 「零細医院が多い歯科医や街中のリラクセーションマッサージ店も踏ん張っていますが、どこまで持ちこたえられるかという状態。  正直、影響が及ばないのは、公務員くらいでしょう」 ▼こんな仕事にも打撃が…… ①生花店・花農家……全国で式典が中止になり予約のキャンセルが続出。取引価格も低下し農家の被害も甚大に ②印刷関連会社……イベントと広告はセット。イベントの中止や自粛が相次げば、その影響は印刷所にも及ぶ ③人材派遣会社……設備投資や新規プロジェクトへ企業が踏み切れず新しい人材の確保の動きが鈍化している ④ネジなどの部品工場……需要分だけオーダーが入るので自動車の生産量が落ちれば、その影響は計り知れない ⑤歯科医院……感染予防策など各種対策を実施しているが、感染リスクを恐れて客足は遠のいている 【加谷珪一氏】 経済評論家。多くのメディア媒体で連載を持つほか、テレビ、ラジオでコメンテーターを務める。著書に『日本はもはや後進国』(秀和システム) <取材・文/週刊SPA!編集部>
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