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【豪雨被害のすさまじき惨状】巨大な土砂が河のように…

集中豪雨や巨大台風、異常な暑さや寒さ……毎年のように起きる異常気象は、地球温暖化の進行によるものだったとの見方が強まっている。既に温暖化地獄は始まっていたのだ!

◆山が崩れ土砂の濁流に!兵庫県丹波市の惨状

 今、地球温暖化が原因とみられる気候カオスが世界を脅かしている(※参照:http://nikkan-spa.jp/742762)。日本においても、異常気象による被害が頻発しつつある。

異常気象

広島市では107件の土石流、59件のがけ崩れが発生。安佐南区と安佐北区では74人が亡くなり、44人が負傷した。丹波市では、全壊17軒、床上浸水が98軒、床下浸水が321件。その他、林地崩壊や、道路冠水などの被害が

 今年の8月に、京都府福知山市や兵庫県丹波市で記録的な集中豪雨が発生。その直後に広島市で、豪雨による大規模な土砂災害が発生した。神戸市に拠点を置き、全国の災害被災地への支援活動を行っている「被災地NGO恊働センター」の村井雅清代表はその凄まじさをこう語る。

「丹波には私も支援活動のため、毎週通っているのですが、山の表面がベロッと剥がれ、そのまま巨大な土砂が河のように押し寄せてきた、という感じですね。前山という地区は、被害がなかった家はわずか3軒だけでした」

 村井氏は、災害から3か月近く経った今も、現地の状況は厳しいと強調する。

「主な道路は、土砂が片付けられているのですが、家の中はまだ流れこんできた土砂が残っています。部屋中、背丈以上の高さまで土砂で埋もれている家もあり、これらを除去しても、長期間湿った環境にあったので、カビがすごい。田畑はどこも土砂で埋もれて壊滅状態です。来年の作付けの準備をしないといけないので、農家の方々は切実です。土砂を取り除くために私たちもボランティアを派遣していますが、まったく人手が足りません」

異常気象

西日本を襲った豪雨、濁流がすべてを破壊

 凄まじいばかりの被害状況を目にして、村井氏は災害を軽減する具体的な取り組みが必要だと、改めて痛感したという。

「戦後の拡大造林で、多くの山々の森が人工林にされたにもかかわらず、その後の手入れが行われていないので、荒れ放題。結果、森林の保水能力が奪われ、豪雨で降り注いだ大量の水が一気に流れてくるし、木々も弱々しく、しっかり根を張っていないので、簡単に倒れ押し流されてしまう。流されてきた木々は人々や家々を襲う凶器になります。安倍政権は『国土強靭化』を掲げ、莫大な予算も投じるとしているのですから、山林の土砂崩れ防止にも力を入れてもらいたいものです」(村井氏)

取材・文/志葉 玲
写真提供/被災地NGO恊働センター(http://www.pure.ne.jp/~ngo/
― 地球温暖化で人類滅亡が始まっていた!【2】 ―




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