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一日限定8時間だけの「ブラック労働電話相談」に非難殺到――ひろゆき「厚労省のアリバイづくりでは?」

― ひろゆきのネット炎上観察記 ― 厚労省、一日限定8時間の過重労働相談窓口を開設 昨年の11月、厚生労働省は「過重労働解消キャンペーン」期間と銘打ち、劣悪な労働環境などの無料相談窓口「過重労働解消相談ダイヤル」を開設。しかし、実施日、11月6日(日)9~17時の8時間だけ。この行政の”やる気のなさ”にネット上は愕然。「救う気ないだろ?」だけでなく「過重労働しないことを自らの背中で見せてる」という皮肉なコメントも ⇒【画像】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1337124
過重労働解消キャンペーン |厚生労働省

「過重労働解消キャンペーン」厚生労働省サイトより

厚生労働省

8時間だけ実施した電話相談

ブラック労働をなくす企画は厚生労働省のアリバイづくり?

 弁護士が法人をつくれるようになったからか、最近は「サラ金の過払い金を取り戻そう」みたいな広告を見かける機会が増えました。おかげで過払い金返還請求が起こりまくりで、グレーゾーン金利でお金を貸すようなビジネスはほぼ消滅したのですね。  ってことで、警察が動けないような社会的問題を法で制限して、グレーなことをしている企業を弁護士が訴えまくって経営が成り立たないようにすることで、その問題は解決するってのが立証されているのですね。これと同じように、サービス残業とか偽装請負問題とかの労働関係の諸問題も、弁護士に相談して訴えまくったら、企業側も損になるってことを理解してやらなくなると思うんですよね。。。  そんなことを考えていたりするわけですが、そういう社会問題の解決を仕事にしている厚生労働省も動いているようで、過労死を防止するための「過重労働解消相談ダイヤル」という企画を去年の11月の日曜日9~17時に一日限定でやったそうです。んでも、一日限定ってのも微妙だし、この受付時間だとブラック労働環境にいそうな飲食業の人とかは電話できないじゃん、、、とか思うわけで、それは世間の人も同じみたいで話題になっていたのですね。
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厚労省はアリバイが欲しかった?
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西村博之(にしむらひろゆき)1976年、神奈川県生まれ。東京都・赤羽に移り住み、中央大学に進学後、在学中に米国・アーカンソー州に留学。1999年に開設した「2ちゃんねる」、2005年に就任した「ニコニコ動画」の元管理人。現在は英語圏最大の掲示板サイト「4chan」の管理人を務め、フランスに在住。たまに日本にいる。週刊SPA!で10年以上連載を担当。新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし

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