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新型iPad miniは出るのか? 第7世代iPadは? アップル新製品の噂を検証する

~柳谷智宣の「デジタル四方山話」第37回~

 2019年3月下旬に開催されるとみられているアップルのスペシャルイベントで、どんな新製品がお目見えするかという情報が飛び交っている。信頼性が高そうなネタも出ているので、今回は春にリリースされそうな製品をチェックしてみよう。

ついに新型iPad miniがお目見えか?

 まずは出る出ると言われて、早3年が経過しているiPad miniだが、いよいよ登場しそう。ユーラシア経済連合(EEC)のデータベースに登録されたり、基盤や本体、ケースの画像までリークされているので可能性は相当高いと考えていいだろう。

iPad miniは2015年9月に登場してから、新モデルが出ていなかった

 そうなると気になるのは新機能やスペックだが、残念ながら大幅なバージョンアップはなさそうだ。iPad mini 4は、7.9インチRetinaディスプレイとA8チップを搭載しているが、次のiPad mini 5もほぼ同じボディとなりそう。チップも、最新A12チップや型落ちのA11チップどころか、iPhone 6sやiPad 5に搭載されていたA9チップという噂もある。情報筋によってはA10チップという話もあり、できるだけ新しいチップを搭載して欲しいところだ。  ほぼ同じボディということで、Touch IDも継承されそうだ。この点に限っては、最新の顔認証機能Face IDでなくてよかったという人もいるかもしれない。  ここまでのコストダウンをするのは、廉価版として発売するためと考えられている。現在、iPadは3万7800円からだが、iPad mini 4は4万5800円からとなっており、新型も同じ価格だとバランスが悪いためだ。最低構成で3万4800円だとちょうどいい感じになる。  ただし、これだけだとちょっとインパクトが弱すぎる。3年以上も待たせたあげく、マイナーバージョンアップだと総スカンを食らいかねない。そうすると考えられるのが、Apple Pencilへの対応だ。アップルにもメリットが大きいので対応してくると思われるが、第2世代のApple Pencilが使えるかどうかは不明。ユーザーとしてはもちろん、対応して欲しいところだが……。  どちらにせよ、iPhone XS Maxの6.5インチと無印iPadの9.7インチの中間に当たる7.9インチのiPad miniは貴重な選択肢となる。実際はiPhoneもしくはiPadでいいと言う層もいるので、話題になっているほど売れない可能性はあるのだが、待望していたファンも多いので歓迎したい。

iPad mini 5(投稿者は4sと呼んでいる)の画像としてリークされた画像

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新たなiPadも登場する!?
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お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる

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