山田ゴメスの俺の恋を笑うな
ラップ、する?
私はラップがどうしても好きになれない。
本来、音楽のメロディやリズムやハーモニーを補助する楽器的な役割にとどまるべきである肉声(ヴォーカル)が、歌詞が過剰な意味性を持つことにより突出してしまっているそのバランス感が嫌なのだ。
だから私はジャズだとかクラシックだとかのインストゥルメンタルや、
歌詞の意味がまったく理解できないサンバだとかシャンソンだとかを好んで聴くわけだが、
一度だけラップの歌詞を、川柳や短歌のように小節が決められた詩と解釈し、創作したことがある。
ある、今は廃刊となった男性誌の編集部がら発注をいただいたホスト・ラップだ。
それがどのくらい修正されたのか、そもそも正式にCDとしてリリースされたのかさえも、もはや知るよしもないのだが、たまたまパソコン上にデータが残っていたのを発見したので、断腸の想いながらも、ここで公開します。
読めば読むほど後悔します……ハイ。
きちんと韻、踏んでますね、「公開」と「後悔」で。
おら、歌舞伎町さ行くDa!
詞:山田千夜 ※()内歌詞メロディ部分
(Noーn・DE Non・DEー No・Ma・RETE Non・DEー
No・Ma・RETE Non・DEー Ha・Qu・MADE Non・DEー)
メンナク 片手に キセルで 上京
田舎の ゾクでは ケンカも 上等
最終 学歴 商業 高校
パンチを 伸ばして デコ盛り カット
面接で 即決 源氏名は 拳斗(ケント)
本名 信夫の ギャップに 感動
閃く 瞬間 何となく テキトー
代表!! 煙草を 持つ手に KENT
(Noーn・DE Non・DEー No・Ma・RETE Non・DEー
No・Ma・RETE Non・DEー Hay・Te・KARA Non・DEー)
歌舞伎町の 寮で 集団 生活
日の出に 出勤 まるで新聞 配達
トイレに 陰毛 ヒザ蹴り イッパツ
極真 有段 指導 社員
朝礼 説教 連帯 責任
シャンパン コールは 酒池 肉林
爆弾 行為で 一触 即発
ビルの 狭間で 痴話 喧嘩
(黒い スーツを 纏い
おしぼり 三角に 折る
汚れの 首輪が 目立つ
仕事で 着る服 一張羅)
ヘルプに ついた 太客 不機嫌
谷間の 奥から ビーチクを 発見
黒ずんで ますねと 思わず 失言
チェンジと キレられ NG ホスト
指名 欲しさに 風俗にも チョクチョク
マルキュー 伊達ワル ファッション パツパツ
パネマネ 写真の 名刺配り ガツガツ
財布の 中身は いつでも カツカツ
(白い ベンツに 乗って
伊勢丹に 横付け する
今宵の 同伴 単体女優
ブラジャー はずすと 夢から覚める)
ナンバー 得意の ラスソン EXILE(エグザイル)
場内 うっとり ボトルが 入る入る
給料 手渡し 札束 うなるうなる
行って みたいな つる とんたん
Noーn・DE Noーn・DE Non・DE Non・DE・KaRa Non・DE
身体を 張って 血を吐き 飲んで
時給に 換算 千円 切って
肝臓 フォアグラ 黄疸 出して
(Noーn・DE Non・DEー No・Ma・RETE Non・DEー
No・Ma・RETE Non・DEー Shi・Nu・MADE Non・DEー)
ゴメスさんのホスト姿(by「Q.J」)もキメキメでしたが、
以前、JR川崎駅近くで何気に拾ったフミヤ似のイイ感じの
ホストのスナップ写真を見たら、ブッスブスにナイフの刺さった
アトだらけで、あまりの驚きに何食わぬ顔でバックに忍ばせ
持ち去ったことがありましたよ。
あこぎなお仕事ですからねえ……あの仕事は。(ゴ)
ドラゴンアッシュより好きです
感動しましたw
どらごんあっしゅは前々からキモイと思ってました。(ゴ)
周囲の音楽通の人たちが「どらごんあっしゅはイイよ」などと、よく言うので、前向きな耳をもって聴いたつもりなのですが、最後まで良さがわかりませんでした……。(ゴ)