山田ゴメスの俺の恋を笑うな
日常名言
事件度の大小にかかわらず、
何かが自分に起こったごとにすぐ
格言をつくってしまう癖
が私にはある。
これは、
もしかすると、職業柄なのかもしれないし、
あるいは、誰もが無意識に近い状態で普通にこなしている
一種のリセット作業なのかもしれないが、
いずれにせよ、公言してみれば
思わず紅潮してしまうくらいの
くだらない内容
が、おおよそであるのは間違いない。
たとえば、今日
ふと思いついた格言は
こんな感じだ。
「代々木駅は意外と人が降りる」
山手線で
渋谷駅から新宿駅に
向かっていたときのことである。
そのときの山手線の車内は
足の置き場を変えるのが
困難なくらいに混雑していた。
電車が代々木駅に近づいたころ、
「あ〜あ、まだ一駅我慢しなきゃならないのか……」
と、私は心の中でため息をついていた。
ところが、
代々木駅でドアが開くと、
あきらかに社内人口密度が
1割ほどガクンと減ったのだ。
新宿駅ではなく代々木駅で
総武線に乗り換える人が
ラッシュ時には少なからずいる
という事実を知ったのである。
それ以上でも以下でもない格言。
くだらなくはあっても
ちょっとした名言ではあるまいか?
あるまいな……。
なぜ私は『南極料理人』が好きなのか?
前に書いた映画『南極料理人』の
フードスタイリストが
飯島奈美さん
という女性であることを、
たまたま立ち読みした
書籍で知った。
『カモメ食堂』ほかの
映画だけではなく、
CMでも引っ張りだこの
売れっ子スタイリストであるらしい。
その書籍の著者近影で
お顔を拝見した。
ちょっぴりぽっちゃりタイプ
のご婦人だった。
食べることが大好き!
といった感じの外見である。
なぜ、私が『南極料理人』に惹かれたのか?
逆に、星の数ほどある
食べ物が出てくる映画の
すべてが好きになれないのか?
これで完全に納得ができた。
食べ物をスタイリングする職業につく者が
食いしん坊じゃなくて、どーする!?
はっきり言おう。
ボディシェイプを
きちんとキープする
フードスタイリスト
を、私は信用できません。
口臭が薔薇?
加齢を重ねるごとに
頭髪同様、いや、あるいは、
以上に気がかりとなるのが
口臭
なのではなかろうか。
歯茎の老化、虫歯の増加、
殺菌作用を促す唾液の分泌の減少……
(最近はクンニしても唾液不足でエロ味にターボがかからないこともままある)
いろいろ原因は挙げられる。
たぶん、すべてが正解であるに違いない。
とりあえず私は、
マメに歯磨きをする!
許されるかぎりガムを噛む!
いっそのこと口臭を上回る
ニンニクなどの食材をふんだんに使った
料理をデートの食事にチョイスする!
といった地道な行いで
みずからの口臭防止に努めているが、
先日、デイリースポーツを読んでいると、
こんな広告が目に止まった。
「口臭が薔薇の香りに!」
「飲む」香りのサプリメントであるらしく、
これを飲んだら、たちまち、
「クサイって思われていないか不安でした」
(※註:この気持ちはよくわかる。口臭は腋臭に似て、長い期間ずっと自分と付き合っている匂いなので、誰かに「アンタ、臭いですよ」と指摘されないかぎり、大げさに言えば死ぬまで気がつかない可能性もなくはない)
という人が、自分に自信が持てるようになり、
寄り付きもしなかった娘が、
「お父さんいい匂い」と豹変までしてしまう
……んだそうだ。
これがもし本当なら、
素晴らしいサプリメントであることに
間違いはないのだが、
薔薇の香り
ってのは、少々微妙だと思うのだ。
これがたとえ
チューリップであろうと
ヒヤシンスであろうと
キンモクセイであろうと、
なんでもかまわないのだが、
いずれにせよ、
もうおそらく人生の折り返し地点を
過ぎてしまった
私のような人間からすれば、
花の香りは、一括りで
お葬式の香り、
あえてもっと言うなれば
死のイメージ──死臭
なのである。
ちなみに、
少量で人を死に至らしめる
青酸カリは桃の匂いがする
らしい。
やはり口臭は
ミントの香り
とかの、わかりやすい匂いで
防ぎたいのが私個人の意見である。
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