山田ゴメスの俺の恋を笑うな
行列ができる…という美しきオチ
島田紳助と吉本興業が講談社を訴えた事件について、
デイリースポーツが、こんな結びの記事を書いていた。
(前略)“黒い交際”をめぐって発生した訴訟問題は、法廷の場に持ち込まれることになりそうだ。裁判の進行とともに、紳助さん出廷の可能性もあり、そうなれば裁判所に“行列ができる”ことになる。
なんともキレイなオチだなあ……
と感心した。
感心しすぎて、もしかするとこの記者は、
このワンフレーズを書きたい一心だけで、
この事件に着目したのではないか?
と、穿った見方までしてしまったありさまだ。
報道の世界では本来あり得ないとされる
帰納法の具現化である。
だが、スポーツ紙や週刊誌では、
最近とくに、この手の帰納法的名人芸が登場する頻度が高くなっている
……気がしてならない。
ただあった出来事を文字数制限無しでだらだら書き流す
ネットの記事とはひと味違いますよ!
的な、紙を主戦場とする人たちのプライドさえ垣間見えてくる。
私もゼヒそうありたいものである
……とは思うのだが、残念ながら私は、この帰納法ってやつが
じつは、どうも得意でない。
つい、オチよりもリズム感を重視してしまうのだ。
リズム感さえよければ極論、文章の内容はどうでもいい、
くらいにも考えている。
良く言えば、アドリブを重視するインプロビゼーション、
つまりJAZZ的な文体。
悪く言えば、計画性のない勢いだけの無駄文字の羅列。
私のようなタイプの文筆業者が
現在どのくらいいるのかは定かではないが、
少なくとも、構造的な出版不況が深刻とされる紙媒体において、
減少の一途をたどっていることだけは
確実であるようだ。
不格好な梨たち
生まれて初めて梨をむいた。
上手く蚊取り線香みたくむけなかったので、
5分の1もむかないうちにピーラーを使用した。
しかも、実が予想以上に柔らかすぎたのか、
芯を取るのに苦労して、
ものすごく不細工な形になってしまい、
おまけに指まで切って、
シンク一面が血まみれになった。
こういうのが、女子の母性本能をくすぐるのだろうか。
とりあえず、
このまま上達しないほうが得策か……
と、考えてみたのだが、
いかがだろう?
うんこの味を一言で!?
アサヒ芸能の先週号をパラパラめくっていると、
後半の折りに差しかかろうといったあたりで
アナルの味は基本的にシブイ
という小見出しが目に入った。
なんて見出しを打つんだ!?
と、思わず私は驚愕した。
驚愕しすぎて、どういう内容の記事だったのか、
正直、ほとんど思い出せない。
アナルの味というのは、とどのつまりが
うんこの味
である。
そして少なくとも、うんこの味を
甘いだ、辛いだ、しょっぱいだ……
の一言で表すことの難しさは
物書きであり、グルメでもある私が一番よく理解している。
なるほど、
シブイ
とはよく言ったものだ。
パンチはあるけど、どこか曖昧な味覚表現……
このブログの読者に、
はたして実際うんこを舌に乗せて
味わった経験のある方が何人いるかは定かではないが、
念のため断っておくと、
私もまだ、そこまでオフィシャルにうんこを試食したこともないのだが、
まさにうんこの味そのものではないか!
うんこではなく、そのコピーを何度も噛みしめながら
うん!うん!!うん!!!
と、うなづき納得した。
しかも、シブイと断定してしまうファッショ性をも
「基本的に」
の修飾語を用いて、何となく回避している。
誰も彼ものがそういうわけじゃないですよ、
人それぞれで、体調や食った物とかも微妙に関係してくると思いますよ、
ってことだ。
ナイス・キャッチ(コピー)!
ただ、
「これからはシブイ男の意味合いが変わってくる」
みたいな本文中のギャグ(?)は
やりすぎで、あまり面白くもないと思ったのだが……?
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