美しすぎる?

 先日、いつものようにデイリータイム(※デイリースポーツを読みながら昨日の阪神タイガースの勝因や敗因を近所のドトールで分析する至福のひととき)をしていると、社会欄に、

美しすぎる住職

という見出しが踊っていた。

 私は常日頃から、この

美しすぎる
なる修飾語はいかがなものか?

と、苦々しく感じている。

美しすぎる市議、美しすぎる料理評論家、美しすぎる書道家、美しすぎる海女、美しすぎる女相撲取り……

どう客観的に判別しても、
そこまで美しすぎるとは思えない女性の肩書きの頭に付ける安易なソレは、

専門的なスキルに恵まれた女性が美しさまでも兼ね備えるはずがない!

そんな、天に二物を与えられた者に対して潜在的に抱く
ジェラシーの裏返しなのではなかろうか。

PROFILE

山田ゴメス
山田ゴメス
1962年大阪府生まれ。マルチライター。エロからファッション、音楽&美術評論まで幅広く精通。西紋啓詞名義でイラストレーターとしても活躍。著書に『「若い人と話が合わない」と思ったら読む本』(日本実業出版社)など
『「若い人と話が合わない」と思ったら読む本』(日本実業出版社)
『「若い人と話が合わない」と思ったら読む本』(日本実業出版社)
OL、学生、フリーター、キャバ嬢……1000人以上のナマの声からあぶり出された、オヤジらしく「モテる」話し方のマナーとコツを教えます

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