山田ゴメスの俺の恋を笑うな
今さらながら、喫煙について
ある落ち着いた、ちょっとお洒落な喫茶店での話である。
その喫茶店は、テーブル席はすべて禁煙で、カウンター席だけが喫煙可
──そういうシステムを取っていた。
カウンターで、30歳後半くらいの男が読書をしながら、煙草を吸っていた。
そこに10歳くらいの女の子を連れた、主婦らしき女性が入ってきた。
テーブル席は、ちょうど満席で、カウンタ席ーだけが空いていた。
そして、その女性はカウンター席についてしばらくすると、
となりに座っている読書男に、こう言った。
あの……、子どもがいるので、
煙草は遠慮してもらえませんでしょうか?
私は事情があって、現在は煙草の本数をかなり抑えているのだが、
喫煙者に対する過剰な迫害には疑問を抱いているクチなので、
その男がどう接するのかにとても興味を示し、思わず耳をそばだてた。
完璧な対応だった。
僕は、煙草を吸うためにこのお店を探して、決して安くないコーヒー代を払っているのです。僕(の喫煙)がどうしても迷惑なら、僕にじゃなくお店の人に言ってください。もし、お店の人に「煙草を吸うのをやめてください」と言われたら、そのとき僕はどうするか、考えます。
周囲の喫煙が我慢できない嫌煙者は、
なぜ完全禁煙のスペースを探す努力を、あまりしてくれないのだろう?
2011.07.13 |
4件のコメント
最後の3行、ひざをうちました。
言い方が、また淡々としててカッコ良かったんですよ!(ゴ)
これまでの喫煙者の傍若無人な振る舞いへの反動ですね。
道路からタバコのポイ捨てが無くなったときに初めて膝を突き合わせてお話できると思ってます。
たしかにどっちもどっちですな。ただ、喫茶店での一件は、やはり主婦側のほうが間違っていると思います。(ゴ)