山田ゴメスの俺の恋を笑うな
こわい人見っけ!
WOWOWで
『日本沈没』
のニューバージョン
を観た。
藤岡弘主演の
(旧)バージョン
と違って、
最新科学の力で
最終的には日本列島が
沈没を免れてしまう
という、
小松左京大先生の名原作を
とりあえず日本が沈む
ってとこ以外を
ずたずたに改ざんしてしまった、
日本沈没マニアにとっては
あるまじき、
安っぽい
アルマゲドン的結末に
相変わらず
辟易してしまったが、
ニューバージョン主演の
草なぎ剛
という人は
とっても不思議な人だなあ……
と、あらためて思った。
どこが不思議かといえば、
うまく説明できないのだが、
一言で表現すると、
とにかく不気味
なんである。
ある意味、
タレントとしての
持って生まれた才能
なのかもしれないが、
いい人を演じれば演じるほど、
この人は不気味さが
増していくのだ。
昔、彼が
いい人そのものを演じる
『いいひと』
というドラマがあったが、
役柄で
善行をくり返しながら、
無償の愛を示す彼を
目にするごとに、
私はおおげさではなく
怖気を感じたものである。
ニコニコ笑いながら
平気でペットや人間を
殺害できるタイプ特有の
狂気の光を
目に微かに灯らせている
気がしてならないのだ。
眉毛とか張ったエラとか鼻筋とか
単純に顔の造形が
常人離れしているから
だけでは説明がつかない。
そんな造形をかたちどる
皮膚の下で
芋虫がもぞもぞ蠢いている
だけのような
表情の少なさが
原因なのか?
それに、
声のトーンの
抑揚の無さが
加わって……。
いずれにせよ、
SMAPで
もっとも犯罪者を
見事に演じきれるのは、
間違いなく彼!
草なぎ剛といえば、
たけし映画に出演したいが一心で、
ビートたけしが行きつけにする
飲み屋の前で
じっと待ち伏せをし、
たけしが現れるやいなや、
「映画に出させてください!」
と土下座した
という逸話が有名だが、
『アウトレイジ・ビヨンド』
の殺し屋役なんかは、
意外とハマり役
だったのかもしれない。
少なくとも、
高橋克典よりかは
全然リアリティが
あると思うのだが……
いかがだろう?
あと、すみません!
私のパソコンでは
草なぎ剛の
「なぎ」
が漢字変換できないのである。
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