更新日:2016年06月17日 17:04
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日本人は「外国人観光客はみな買い物が目的」と思い込んでいる…見直しを迫られる日本のおもてなし

 また日本の慣習を一方的に押し付ける傾向も問題、と中村氏。タトゥーを例に説明する。 「シールで隠せば入浴できる温泉もあります。しかしなぜタトゥー禁止なのか。そこを説明しないと釈然とせず、リピートには繋がらない。結局はお互いを知ることこそ、インバウンドの肝なんです」  国立競技場やエンブレムに続き、ここでもおもてなしの見直しを迫られる日本の姿があった。 【中村正人氏】 インバウンド、特に中国人の消費行動について詳しい。その動向を追った『爆買いの正体』の構成を担当(飛鳥新社刊。著者は鄭世彬氏) 取材・文/岡野孝次 Office Ti+上原 純、木谷 誠 藤村はるな 高口康太(中国語) Duncan Edmond(英語) 小原美千代(本誌) 資料/日本政府観光局(JNTO) ― ここがへんだよ[日本のインバウンド] ―
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爆買いの正体

台湾人であり、“仕掛け人”でもある著者にしか語れない、「爆買い」のすべての謎を解き明かした1冊です。

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