更新日:2022年07月15日 17:03
ライフ

来春からマリファナ解禁のカナダ、合法化せざるを得なかった怖すぎる街角事情とは?

カナダと日本のマリファナ合法化を考察

 ドラッグとは、いい面&悪い面が強く共存する。以下の2文は、日本だけの視野で常識をはかっていた過去の僕に対する訓戒。 『マリファナを知らず、頭ごなしに悪い』と決め付けるのは、視野を狭めている証。 『酒・タバコは合法だから別に良し』と決め付けるのは、思考力を止めている証。  法律を作っている政治家なんて、世界中の過半数が腐っている。腐っている人が作ったルールに無条件で従っていたら、そりゃ自分も腐っていく。大事なのは『子供心な「なぜ?」』を持つこと。なぜいいのか、悪いのかを疑い、理由を探すべき。 【幼児からも学ぶ姿勢が勝因】by 人生の賭け方  前述した「イベントで広場にて吸っていた人」は、賢く上手にマリファナと付き合えている人。他人へ悪影響を与えず、個人で楽しむなら、禁止する意味もない。けどマリファナは、覚せい剤への一歩を増やす可能性もある。マリファナの吸引が悪いというより、覚せい剤への導きがメインのリスクと考えている。  カナダはドデカイ国で、北米の北側に位置している。冬はどこも寒すぎるので、カナダ中の浮浪者が国内では寒くないバンクーバーを目指す。そのせいでバンクーバーの各街角に浮浪者がいる。20代の女性浮浪者すら見かける。この人達が浮浪者になった理由の多くは、ドラッグと言われている。バンクーバーの中心近くだと、治安の悪い『ヘイスティン通り』が存在する。

「泣く子もびびる」ヘイスティン通り

 いたるとこに、ゾンビみたいなドラッグ中毒者がウロウロしている。まるで、ゾンビゲームのバイオハザードがリアルになっている感じだ。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1129745
カナダ

炊き出しか缶カラ収集の現金化かの列だろうけど、とにかく怖い。

 ドラッグ中毒者の一部は、ドラッグの金欲しさに何でもやる。なので、治安が悪すぎる。実際にレジ横の募金箱を盗難するシーンに遭遇したことすらあり。おいっ! 募金箱だぞ! パンを盗んだり、頑丈な鍵の付いているチャリを盗んだりも見たことあるし、屈強なシェアメイト2人組はこの通りで強盗に襲われた。襲ってくる浮浪者って、マジで最恐。失うものが何もないから、何でもありで攻撃してくる。こえぇーよ、怖すぎる。世界中の危険な都市を歩いてきた僕ですら、マジで細心の注意を払う通り。

巨大なゴミ箱のなかに入ってまで、金目のものを探すドラッグ中毒者

 マリファナと覚せい剤は、同じ禁止薬物でも、異次元なほどリスクに大差がある。覚せい剤は人生が終わるよという教育と、法制による超高額罰金&重罪とで国がコントロールしていけばいい。一瞬の好奇心ですら、断絶させる法制にすればよいだけ。飲酒運転とか激減できたのだから。  ちなみに覚せい剤を同じ注射器で回し打ちすると、エイズなどの病気が蔓延するので、バンクーバー市だかの行政が覚せい剤用の注射器を配布。たまにその注射器が街中で転がっているのを見かける。覚せい剤用の注射器が落ちている国は、よろしくないっしょ。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1129747

注射器を見つけ、ドラッグ中毒者の視線にびびりながら撮影

次のページ right-delta
マリファナ合法は、国にとってプラスとなりえるのか?
1
2
3
1971年東京都生まれ。15年間カジノで勝ち続けたお金だけで、世界6周。東日本大震災時、ボランティアのため一時帰国。すると、メディア・講演依頼など各方面から引っ張りだこに。検索「プロギャンブラー」にて独占状態。著書に『勝率9割の選択』(総合法令出版)、『ギャンブルだけで世界6周』(幻冬舎) FACEBOOKフォロワーさん大歓迎オフィシャルブログも更新中

記事一覧へ
勝率9割の選択

自らの人生は、自らの手でつかむ!!

ギャンブルだけで世界6周

15年、82ヶ国、500のカジノを旅した、勝負×旅エッセイ!

おすすめ記事