40代おっさんがInstagramで使ってはいけない「ハッシュタグ」――#デブ活、#ねこ部、#instagood…
Facebook、Twitterと並びすっかり世間へと浸透した写真共有SNS『Instagram』。プロブロガー、ユーチューバーに続き、インスタグラマーという職業まで生まれつつあるように、日本ではすで1000万人以上がアプリを利用(2016年4月時点。ニールセン株式会社調べ)。今や若者だけのものではなく、40歳を超えたおじさんまでもが利用するツールとなっている。
そのInstagramで欠かせない機能といえば、「ハッシュタグ」だ。言葉の前に「#」を付けて膨大な投稿の中から自分の見たい投稿を簡単に検索することができるのだが、流行に後乗りしたおじさんたちは、使い方をよく知らぬまま、若者と同じハッシュタグをつけ、意気揚々と知った気分になっている。
そんな40代おじさんたちが使うとイタい人気ハッシュタグ5選を、都内で働く20代OLに聞いた。
4億5000万以上の投稿を見てもわかるように、全世界のユーザーがまず使うのが「instagood」というハッシュタグ。より「いいね!」をもらいやすくなり、インスタビギナーのおっさんたちにはうってつけなタグだが、若い女性から見るとそうでもないようだ。
「腹の出たゴルフウェア姿にシズル感の全くない自宅料理写真…グッドな写真なんて無いに等しい」(27歳・メーカー)
「このハッシュタグは初心者がまず使う言葉。まだインスタ自体に慣れてない人たちだから『#』を全角で付けてリンクになっていなかったり…色々と無理しないでほしい」(28歳・IT)
「そもそも人気ハッシュタグを使って流行に追いついていこうという積極性がイタい」(27歳・人材)
美味しいという意味のスラング英語「yummy」。人気ハッシュタグのため、うかつに使ってしまいそうだが、たいてい小さな子供が使う口語表現。海外男性はTPOで使い分けているようだが、それを知らない日本人のおっさんが使ってしまうと悲惨なことになる。
「食べたものしかインスタに載せない会社の先輩がいるのですが、朝の立ち食いそばから昼の牛丼など、何でも『yummy』とタグ付け。以前『スマスマ』のビストロスマップにマドンナがゲスト出演した時に『Yum!(美味しい)』と発言してたことが頭に残っていて、以来つけるようになったとか。マドンナと自分の立ち位置を考えてほしい」(26歳・広告)
「チェーンの某カレー店の豚しゃぶカレーにおしゃれなハッシュタグ。写真の構図も工夫されてないし、一体誰に向けてやってるのかと。自己満なら非公開で勝手にやってほしい」(28歳・出版)
SNSで可愛らしい犬や猫の写真をアップするのは今や多くの年齢層が行っていることで、なんら珍しいことではないが、普段は堅物のおっさんが使ってしまうといささか意味合いも変わってくる。
「ネコには罪はないのですが、嫌いな上司がそのハッシュタグを使った時は、顔文字も使いまくっていたこともあって、イラッと度合いの方が勝りました。あと、私もネコが好きなのですが『~部』という言葉自体コミュニティ感があり、ネコ好きはみんな一緒だよと、同類にされている感じも気に入らない」(26歳・商社)
「単なる消費や行動を◯◯部と付けてることがイタい。マンションに住み着いた猫への餌やりを毎日アップしている同僚がいるのですが、1人でカメラロールに入れて1人で愛でてほしい」(29歳・出版)
#instagood(4億5000万投稿)
#yummy(7500万投稿)
#ねこ部(240万投稿)
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