雑学

“脱サラ”ラッパーMC正社員が主催する「フリースタイルバトルイベント」大ブームの裏側

脱サラし、日本最大級のバトルイベントを運営!!


フリースタイルラップ

MC正社員氏

 世は空前の「ラップブーム」だ。しかも、それはメジャー音楽業界からミュージシャンが発表する楽曲ではなく、草の根のインディなシーンで行われてきた即興の「バトル」がその牽引役となって出来上がったブームである。

 いまや、MCバトルのイベントは大小問わず、全国で行われるようになった。そのブームに至るまでの過程や、普段目にしない裏側を探るべく、国内最大級のイベント、戦極MCBATTLEを主催するMC正社員氏に話を聞いた。

「もともとはサラリーマンをやりながら、今のイベントの前身である戦慄MCBATTLEの運営を手伝っていました。1年ぐらいは掛け持ちしていたのですが、負担が大きくなってきて……。結局、仕事を辞めたのですが、母親には泣かれましたね(苦笑)」

 当時、イベントの収支予想などは立ててはいたものの、すべてが手探りの状態だったという。

「イベントの主な収入源は、運営費、DVDの販売、配信などによる広告収入です。当時、ぼんやりとしたイメージはありましたが、確実性はなかったし、今のようになるとは思っていませんでした。戦慄から自分が主催する戦極になったときに、周りからDVDにして売ったほうがいいと言われたんです。初めは固定のデジカメ1台で撮って、『こんなの売れるのかな』と疑っていました。ところが1週間で予約が100件入ったんです。第五章ではカメラを複数台入れ、そのDVDは2000枚近く売れました」

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転機となったのは、高校生ラップ選手権

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