出社直後のメールチェックは仕事の効率を下げる…オフィスでの習慣“新常識”ベスト5
仕事にどうしても意欲が湧かないときは「To Do List」を作ってみるべし――と提案するのは、早稲田大学の枝川義邦教授。
「仕事に意欲が湧かないのは、具体的に何をやればいいのか明確になっていないとき。“大きな目標はあるけど、具体的な作業は決まっていない”と曖昧さが多いのは、情報としては実は複雑な部類に入るので、脳に負荷がかかってしまいます。これがモチベーションを下げる原因になる。そこで『10時にAさんに電話』など、なるべく細かいレベルでやることを書き出していくと、認知のハードルが下がり、行動に移す意欲が湧いてくるというわけです」
げに不思議な脳の世界。我々の意識していないところで、思わぬ活動をしているものである。
「寝たり、ぼーっとしたりしている間にも、実は脳はしっかりと働いています。この状態はデフォルトモードネットワークと言うのですが、アインシュタインもこのときに重要なアイデアを思いついたとか。こうした状況を作るのにうってつけなのが電車の中。スマホをいじったりして脳を下手に働かせ続けてはもったいないですよ」
<知っ得!新常識ベスト5>
1.朝一番の「メールチェック」は脳の無駄遣い
知ってる…14%
知らない…86%
2.朝礼は「午後イチ」に変更すべき
知ってる…10%
知らない…90
3.To Do Listがモチベーションを上げる
知ってる…22%
知らない…78%
4.電車の中ではスマホを見ない
知ってる…22%
知らない…78%
5.ぼーっとする時間は必要
知ってる…19%
知らない…81%
【菅原洋平氏】
作業療法士。ユークロニア代表。企業を対象に、生体リズムや脳の仕組みを使った人材開発を行う。近著に『脳にいい24時間の使い方』(フォレスト出版)
【枝川義邦氏】
早稲田大学研究戦略センター教授。専門は脳神経科学。著書に『「覚えられる」が習慣になる!記憶力ドリル』ほか
― 知らなきゃ損する[健康新常識] ―
1
2
『脳にいい24時間の使い方』 「この時間に、これをやるだけ」で仕事のスピードと質が上がる!医療現場と企業研修で実証済み!結果が変わる科学的パフォーマンス最大化の新「習慣」 |
『「覚えられる」が習慣になる!記憶力ドリル』 IQの高さ、地頭の良さ、年齢一切関係なし!誰もが持っている「脳」の力を呼び覚ます! |
ハッシュタグ