デジタル

ウォークマンを買えなかったからアイワのカセットボーイ。思い出の80年代オーディオ名鑑

ウォークマン(R)を買えなくてカセットボーイを買う

ソニー TPS-L2

ソニー TPS-L2

亀田:80年代の音楽シーンを語るうえで、ソニーのウォークマンははずせない存在ですよね。みんなウォークマンに憧れていたし、ほしかった。 淡路:80年代の私はまだ独身だったこともあり、お金には少し余裕があったので、ウォークマンは新製品が出るたびに買っていて、ウォークマンだけで3~4台は持っていました。その後もCDウォークマンやMDウォークマンと、新製品が出たらすぐに買っていたので、ウォークマンにはいくらお金を使ったことか。 八満:私はウォークマンが出た当時、まだ高校生でした。当然ウォークマンが欲しかったけど、こづかいで買うには高くて。高校生にとって3万~4万円はかなりの出費でしたし。お金持ちの同級生が持っているのを見て、とてもうらやましかった。  そんな感じでウォークマンを買えなかった私は、アイワのカセットボーイを使っていました。貧乏学生は、カセットボーイや東芝のウォーキーなど、1万円で買えるものを使ってましたね。当然、ウォークマンのカッコよさにはかなわなかったけど、移動中でも好きな音楽が聴けるってこと自体が画期的だったので、カセットボーイには感謝しています。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1354391
アイワ HS-P1

アイワ HS-P1

亀田:今でこそ、移動しながらとか好きな場所で、聴きたい音楽を探しながら聴ける世の中になりましたけど、当時はそんな時代じゃなかった。好きな音楽を探すこと自体、ひと苦労。 八満:そうそう。今よりもテレビで歌番組があったけど、自分の好きな音楽が流れるとは限らなかった。そんな時代に重宝したのがラジオ。当時はラジオ番組が貴重な音源でした。みんなエアチェックして、自分好みの音楽をかけてくれる番組やラジオDJを探してた。 淡路:エアチェック!! なつかしい単語ですね。今の20代はエアチェックなんて知らないだろうなあ……。レンタルCD屋もそんなになかったし、ネットで簡単に検索できる世の中でもなかったし。 亀田:今はパソコンもスマホも普及してるから、検索すればYоuTubeで好きな音楽に出会えますもんね。
次のページ right-delta
マイテープをつくるならダブルデッキのラジカセ
1
2
3
80's青春男大百科

マイケル富岡、向谷実ほか80年代を象徴する人物たちの貴重な証言。さらにはカルチャー、アイテム、ガジェットで、世の中がバブル景気に突入する直前のあの時代を振り返る!

テキスト アフェリエイト
新Cxenseレコメンドウィジェット
おすすめ記事
おすすめ記事
Cxense媒体横断誘導枠
余白
Pianoアノニマスアンケート