シュークリームの差し入れが「セクハラ」に!? 気遣いのつもりで裏目に出る行動とは?
「セクハラにならない女性部下の口説き方」を掲載した男性誌が「この記事自体がセクハラだ」と炎上したり、飲料メーカーのCMがセクハラ動画だと問題視されたり、相も変わらずセクハラ加害者サイドの「わかってなさ」が炎上の火種になっている昨今。
「女性社員への気遣いはできているほうだし、セクハラとは無縁」と自負する男性はいかにして「地雷」を踏んでいるのか? 食品系中堅専門商社に務める41歳の係長、世久原氏の日記から、どこが「地雷」になるのかを考えてみよう。
●AM8時45分 出社
始業15分前に出社して、朝イチの会議の下準備。資料のコピーがまだだったので、バイトちゃんに頼む。「コピーしといて!」とぶっきらぼうに頼む奴もいるけど、俺はいつも「悪いけどおねがいね~」と丁寧に頼むようにしている。ときにはコージーコーナーのシュークリームを差し入れしたりね。女のコは甘いモノを与えておけばご機嫌だからね~。頼み方ひとつででバイトちゃんや派遣ちゃんの印象って変わるんだよなあ。
●10時 部内会議
秋からコンビニにおろすワイン類のラインナップを打ちあわせる。
担当のアラサー女子・Aさんは「1000円超えても重厚感にこだわったほうがいい」と主張するが、コンビニのワインに1000円以上出したくないよな。今回は男性顧客を増やすのが目標だから、値段はもっと抑えないと。「そのへんの値段感覚は女にはわからないよね」と次回までに再考することに。
●13時~ 外回り
新規オープンするイタリアンチェーン、居酒屋チェーンなどと打ち合わせ3軒。アシスタントについている3年目の部下・Bさん(女性)は、最近残業続きで頑張ってくれているので、外回りの帰り道に、「来週あたりメシでもおごるよ」と声をかける。メシくらいおごって労ってあげないとな。
さあ、世久原氏の仕事を振り返ってみたが、彼はいくつ「地雷」を踏んでいたかおわかりだろうか?

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