どうすれば「人間としての器」は大きくなるのか?【魂が燃えるビジネス】
しかし、私たちはミスやトラブルを通して、自分をネガティブに決めつけてしまいがちです。「自分は馬鹿だ」「自分は愚かだ」「自分は冷酷だ」「自分は薄情だ」「自分は何の役にも立たない」「自分は生きている意味がない」「自分は周りに迷惑でしかない」
確かにそうなのかもしれません。しかし、あなたは決してそれだけではありません。もしあなたの天才性や優しさが失われることがあるとしたら、それは他人や自分の評価を鵜呑みにして、自分で自分に蓋をしてしまったときに他なりません。自分を一面的に理解することほど、可能性の芽を潰してしまう行為はないのです。
馬鹿であり天才でもある。
愚かであり賢くもある。
親身であり薄情でもある。
冷酷であり優しくもある。
誰もがそうした二面性を持っています。二面性があるにもかかわらず、どちらか一方に偏ると人生に狂いが生じてきます。あなたはいま、自分をどんな人間だと考えていますか? もしネガティブに評価しているならば、同時にポジティブな部分も見つけておきましょう。
古くから大人物をさして「馬鹿と天才は紙一重」「清濁を併せ飲む」「河海は細流を択ばず、大海は芥を択ばず」と言います。いい面も悪い面も含めて、あらゆる要素が自分にある。この気づきによって、人間の器は大きくなっていきます。
【佐々木】
コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」。著書『人生を変えるマインドレコーディング』(扶桑社)が発売中
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