更新日:2022年12月26日 01:17
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月の平均残業160時間、時給は最低賃金以下…官僚たちの酷すぎる労働環境

絶望的な労働環境に未来が見通せない

 総務省で働き方改革推進の仕事をしている中間管理職の湯浅誠さん(仮名・37歳)は、自身の働き方が改革されないことを嘆く。 「健康や働き方改革がテーマの仕事をしているのに、休日出勤が頻繁にあるので、自分のワークライフバランスは崩壊していますよね。また、無駄な仕事が精神を蝕むんです。エクセルが苦手な年配の上司によく資料を作らされるのですが、『わかりづらい』と言われて20回も直させられたときは、マジで死にたくなりました」  もちろん、女性の労働環境もよくない。「働き続ける未来が見えない」と語るのは、農林水産省で働く泉佳奈さん(仮名・26歳)だ。 「偉い人が労働環境を何とかしようとしていますが、人事異動で調整するくらいで、大した改善はされません。地方への異動もありますし、残業代まで含めた時給は最低賃金以下。結婚して子供も産みたい私にとっては、一生働き続けられる仕事ではないのが現状です」  劣悪と言わざるをえない環境で働く彼らには正直、感謝しかない。 ― 官僚「もうやってらんねぇよ!」白書 ―
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