「俺の部下で自殺したやつがいる」と自慢げに話す上司…地方公務員のブラックな実態
ある地方の県庁で働く佐藤実さん(仮名・35歳)は数年前、国体開催の準備のために設立された特別部署に勤務していた。
「立ち上げから人員が少なく、毎日が目まぐるしく忙しかったです。帰宅は連日午前様。そのまま1年半ほどたったある日、嫁が『育児や家のこと、全然してくれないね』と、子供を連れて実家に帰ってしまいました」
東北の県庁で働く新谷光男さん(仮名・42歳)も過酷な日々を振り返る。
「毎日22時までの残業は当たり前。終電がなく、猛吹雪の夜に1時間かけて家まで歩いたところ、38℃の高熱が出たこともありました。そんなときも上司はわれ関せずで、“通常運転”でした」
地方も、地獄絵図だらけなのか。
― 官僚「もうやってらんねぇよ!」白書 ―
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