「俺の部下で自殺したやつがいる」と自慢げに話す上司…地方公務員のブラックな実態
ある地方の県庁で働く佐藤実さん(仮名・35歳)は数年前、国体開催の準備のために設立された特別部署に勤務していた。
「立ち上げから人員が少なく、毎日が目まぐるしく忙しかったです。帰宅は連日午前様。そのまま1年半ほどたったある日、嫁が『育児や家のこと、全然してくれないね』と、子供を連れて実家に帰ってしまいました」
東北の県庁で働く新谷光男さん(仮名・42歳)も過酷な日々を振り返る。
「毎日22時までの残業は当たり前。終電がなく、猛吹雪の夜に1時間かけて家まで歩いたところ、38℃の高熱が出たこともありました。そんなときも上司はわれ関せずで、“通常運転”でした」
地方も、地獄絵図だらけなのか。
― 官僚「もうやってらんねぇよ!」白書 ―
1
2
この特集の前回記事
【関連キーワードから記事を探す】
パワハラ上司が「退職した部下の暴露」で降格に…それでも仕切り続けた上司を「女性社員が一喝」した結果…
「何とかなるよ」と励ます上司はアリ?ナシ? 1000人アンケートでわかった害になる上司
上司に「間違っています」と指摘したら不機嫌に…。自分は“何も知らないアホ”を演じて得をする、ひろゆきの仕事で使える“ズルい”言いまわし
上司からの助言の引き出し方「何かアドバイスをください」はNG。仕事が手詰まりになったときに、ひろゆきの使える“ズルい”言いまわし
上司の考えが古く「なかなか成果が出ない」ので出世も給料アップも絶望的なとき、ひろゆきの仕事で使える“ズルい”言いまわし
発達障害を公表したら“職場いじめ”の対象に…県庁勤務の男性(45歳)が激白「あなたが悪いと一蹴され」
「新卒の給料は19万」元消防士が語る厳しい懐事情。転職するにも「他の職業で活かせるスキルがない」
「中途採用なのに職歴ゼロ」地方公務員たちの“民間とは違う”働き方のリアル
非正規率は民間企業より高いケースも「手取り月20万円未満」非正規公務員の苦境
46歳で早期退職した元自衛官、59歳で「年収1500万円」に到達するまで
官僚に聞いた「首相になってほしい人物/なってほしくない人物」。“高圧的”と噂のある候補は軒並み不人気
野党第1党議員が見た、総裁選の注目ポイント。勝つ可能性が高いのは誰?
「若い官僚の間では進次郎氏が一番人気」人柄を支持する声が続々
ブラック企業“霞が関”の本音。過労死ラインを越える残業が月100時間以上
なぜエリート官僚が覚せい剤に…? 霞が関・薬物汚染の謎
自民党最大の補完勢力は立憲民主党だ/倉山満
「ユリコ恐るべし」を印象付けた選挙。惜敗だが、実質は大勝だ/倉山満
東京都の感染防止ステッカー。「誰でももらえる」事実をなぜツッこまない?/鴻上尚史
東京アラートに「やってみたかった」以外の理由があるのか?/倉山満
小池百合子が“怪物”にならざるを得なかった社会の歪みを看過してはいけない/鈴木涼美
「2位以下は意味がない」ポスト石破の筆頭格、コバホークこと小林鷹之議員が考える未来とは
石丸伸二旋風のウラに、選挙プランナー藤川晋之助氏がいた。「政治家がどうなろうと関係ない」と語る“選挙の神様”
男が選ぶ「好きな/嫌いな政治家」ランキング。1位の人物には「国民を苦しめた最悪の政治家」との声も
実は公明党のTikTokはアツい!“SNS人気”を狙う政治家との賢い向き合い方とは?
政界のXフォロワー、意外なトップ30。河野ブロック太郎に次ぐ2位、3位は誰だ?
日本企業で「新規事業」がなかなか進展しない“意外で、深刻すぎる背景”
「残業続きで妻が離婚届を…」となる前に、寝る前の5分ですべきこと
課長300人の一番の不満は「仕事量が多すぎる」部下を帰らせ隠れ残業する実態…
年収300万円以下の男たち…介護、 IT、 飲食の3人が語る「悲惨度デスマッチ」
官僚2210人が過労死ラインの残業…改善策は国会運営の見直し
台湾“草食系男性”増加で変わる成人用品市場「約67.5万円のラブドールが週に70体売れた」驚きの実態
世界195か国の憲法を研究して知った「世界の変わった憲法」7選
「受けます。僕しかできないでしょ」 石丸伸二氏が明かした次の可能性
安倍晋三氏が残したもの。“優しく繊細”か“冷徹で強権的”か/山口真由
刑務所でも高齢化が問題に。受刑者が高齢受刑者の介護をすることも…