雑誌『ニコラ』が好調すぎるワケ 『セブンティーン』を抜きティーンズ誌1位に
ニコモは、編集部主催のオーディションで発掘する。応募できるのはまったくの新人だけ。毎年、オーディションに受かった4~6人が芸能事務所に所属して誌面で活動する形になる。2017年は、雑誌の実売部数の1割に相当する1万4734人が応募した。
「素朴な田舎の子が、『「ニコラ」でかわいい洋服を着たい』と畑の真ん中で写真を撮って送ってきてくれたなんてこともよくあります。私たちがオーディションで見ているのは、写真写りがいいことももちろん重要な要素なんですが、『親しみやすさ』も大事だと考えています。同じクラスにいる女の子たちが、友達になりたいと思うような」
小島編集長がいちばん印象に残っているニコモは、女優の西内まりやさんだと言う。
「まりやちゃんは、本当にいい子でした。他人に気を遣って雰囲気を良くしつつ、真面目に仕事に向き合ってくれる。あの子がいるだけで、現場がピシッとするんです。本当にいい空気をつくってくれるモデルさんでした」
かつてニコモとして活躍した女優の川口春奈さんは、長崎県の五島列島から週末に上京し、朝から夜まで目いっぱい撮影して地元に帰るという、ハードスケジュールをこなしていたという。学業に支障がないよう、撮影は土日を中心に行われる。小島さんを含む編集部員8人は全員女性で、スタッフなども信頼できる人に頼んでいるので、中高生女子を預ける親からの信頼も厚いようだ。
見た目だけではなく内面の魅力も引き出し、プロ意識も植えつける。さらには「仲の良い友達」感覚の強力な女性ファンがつく。こういった点が、人気の女優やタレントを多数輩出し、多数の読者から支持を受ける秘密なのかもしれない。
※『週刊SPA!』6/26発売号「雑誌『ニコラ』が絶好調なワケ」より
取材・文/長岡義幸 写真/新潮社
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