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小出恵介が芸能界復帰!? 不祥事による活動休止から復帰した男性芸能人たち

石垣佑磨

 石垣佑磨(36歳)は2000年、大手芸能事務所ホリプロの「21世紀ムービースターオーディション」にて準グランプリを受賞し、デビュー。スポーツを扱ったバラエティー番組『ジャンクSPORTS』(フジテレビ)や、小出と同じくドラマ『ごくせん』シリーズ(日本テレビ)などに出演していた人気俳優だった。しかし彼も、不祥事によって活動を休止していた時期がある。  2008年11月、石垣は居酒屋で酔っぱらい店員と口論し、頭を2回殴打して通報される。それにより駆けつけた警官を蹴って、公務執行妨害の現行犯で逮捕。公務執行妨害と暴行の疑いで、東京地検に送致されたのだ。その後、処分保留のまま釈放となったものの、この事件を受けて、芸能活動を自粛することとなった。  2009年4月、朗読劇にて芸能界に本格的な復帰を果たした石垣は、自粛期間中に亡くなった実父への強い思いを語り、心新たに活動を再開。復帰後は、俳優としての活動をコンスタントに続けており、堤幸彦監督作「真田十勇士」への出演や、特撮ヒーロー映画『宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』に主演するなど、俳優としての幅を広げている。一時期の勢いはないものの、再び輝きを取り戻しつつある印象だ。
石垣

ホリプロ公式サイト、タレントキャスティングより

槇原敬之

 90年代を通して多数のヒット曲を持つ歌手・槇原敬之(49歳)も、一度は芸能界での活動を休止せざるをえなくなった経歴の持ち主である。  1999年7月、9thアルバム「Cicada」をリリースしたその一ヶ月後の同年8月、自宅に覚せい剤を所持していることが発覚。10年来の友人であった当時23歳の男と共に現行犯逮捕された。一月ほど後に、保釈金を払って保釈されたものの、同年12月の裁判では懲役1年6か月(執行猶3年)の有罪判決を受ける。これにより、発売元レコード会社によるCDの店頭からの回収や、コンサートツアー中止といった騒動となり、槇原は多額の借金を抱えることになったという。  一時は音楽活動を休止せざるを得なかった槇原だったが、執行猶予期間中の2000年11月には復帰し、10thアルバム「太陽」で活動を再開させた。その後、2003年にシングルリリースされ、SMAP随一の代表曲となっている「世界に一つだけの花」を世に送り出し、近年も『ヒルナンデス』(日本テレビ)のテーマ曲を手がけるなど、大復活を遂げている。  今となっては休止から復帰までのスピードがかなり早いように思うかもしれない。だがそれも、「コンプライアンス」という言葉が今ほど取りざたされることのなかった、おおらかな時代だからこそ許された復帰時期だったのではないだろうか。
槇原敬之

槇原敬之オフィシャルブログより

 ――休止期間を経て、これから新たなスタートを切る小出に、様々な苦難があることは想像に難くない。しかし、不祥事から復帰した芸能人たちに共通して言えることは、陥ってしまった苦境をものともせず、復帰後にすばらしい活躍を見せているということだ。一度は苦しい立場に追い込まれた小出の巻き返しに期待したい。<文/後藤拓也(A4studio)>
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