更新日:2018年09月12日 14:37
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超高級酒の空き瓶がオークションサイトやフリマアプリで高値で売られている理由

 この詐欺がなくならない理由は2つあります。1つは、これだけの高額商品なので、買った人や店も丁寧に扱います。また、付属品もとても高級なので、全部取っておく人も多いのです。そのため出品する際は、中身がないだけで瓶などは新品同様といった可能性が高く、詐欺師からすると非常にうれしいのです。  もう1つは、買ったほうもすぐには飲まないので、詐欺が発覚しにくいということ。そして、超高級酒のために、もし飲んでも偽物と断定できない可能性があるということです。「響」のノンヴィンテージを入れればすぐにバレるでしょうが、「響17」年もしくは「響21年」であれば、納得してしまう可能性もあります。  今回、発覚した理由は公表されていませんが、被害の拡大をストップできたのはラッキーでした。ニュースが広まることで、同様の詐欺に遭う人が減ることでしょう。  みなさんも高級酒を買う場合は、可能な限り正規ルートをオススメします。オークションやフリマアプリを利用する場合は、到着したら開封しないまでも、すぐに本物かどうかを確認するようにしてください。数年後にさあ飲もうと言うときに気がついても遅いからです。

最高級ブランデー「レミーマルタン・ルイ13世」

 超高級酒は、ある程度その種類の酒を飲んでいないと良さがわかりません。でも、飲んだときの感動は人生を豊かにしてくれること請け合いです。1本丸ごとは無理だとしても、何かいいことがあったときや、ボーナスが出たときに、まずは信頼できるバーで1杯チャレンジしてみることをオススメします。  ということで、今日は目標の高級酒のエントリー向けラインナップで乾杯してはいかがでしょうか。 <文/柳谷智宣>
お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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