更新日:2023年05月18日 16:21
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“無化調ラーメン”が650円とは…!店主のラブが詰まった中華そば/中華そば さわ(板橋)

 こんにちは。ほぼ毎日ラーメンを食べる会社員、麺すすり子です。  みんな大好き定番の中華そば。定番の中でも昨今の流行スタイルといえば、澄んだスープに美しい中細麺、ピンクなレアチャーシューではないかと考えているすすり子です。さらに無化調(化学調味料、現在で言う「うま味調味料」を不使用)のものもたくさん。店主さまたちの努力と工夫に思いをはせると胸がアツくなります。中でもすすり子が衝撃を受けた中華そばがあります。

いわゆる“無化調ラーメン”が650円とは安いっ

さわ_特製中華そば

特製中華そば(¥850-)

 それが『中華そば さわ』の特製中華そば(850円)。「特製」というのはいわゆる「トッピング全部のせ」です。  こちとらほぼ毎日ラーメンを食べているわけですが、850円はシンプルな基本の中華そばでよくある価格。そこに全部のせをするとだいたい1000円前後かかります。でも『さわ』では「特製中華そば」が850円。基本の「中華そば」は、650円!  ん――、安いっ!急にここだけ物価が変になりました。そうなるとやはり特製ポチできちゃうよネ?  着丼から動物と魚介の香りがプンップンです。はぁ~ん、スケベじゃん?この興奮が好きです。ひとくち含めば、ぎゅううううっとお出汁の味…!泌み入るぅ~~~舌が喜んでいます。まさかこの風味は…「無化調スープ」!! ひえぇ。このお値段で?まいったまいった。

このお値段でこのスープ…いかに大変か

さわ_麺リフト

中細麺を持ち上げると、繊細なスープがしっかりと絡みつく

 無化調スープの手間のかかり方が尋常じゃないって話をさせてください。だって、使う素材には個性がある、でもお店の味は毎日同じにしなければならないわけです。そこで素材の個性差を上手にカバーするのが、うま味調味料です。それを使わないということは、ほんっとーに繊細な調整が必要になるのです。 「無化調のほうが美味しい」という意味ではなく、ラーメン愛と努力がないとできないという意味で、ものすごい技であるとすすり子は思っております。
さわ_チャーシュー

チャーシューは低温調理で仕込んだもの

 中細麺がスープをグイグイっと持ち上げる。ドン、ピシャってハマってます、この麺。そして綺麗~なピンクしたチャーシューちゃん。ありがたく噛みしめると、じゅわ~~ってお口に脂が溢れ出す。ジュ~シィ~~~。そしてお肉のニクニクしいうまみたちが追いかけてくる。
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トッピングもすべて店主の手作り
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ほぼ毎日ラーメンを食べる会社員。豚骨ベースの鹿児島ラーメンで育ち、18歳で上京してラーメンの幅広さと奥深さに取り憑かれる

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中華そば さわ
東京都板橋区中板橋25-14
【営業時間】11:00-15:00
※火曜定休
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