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「ひとりでいることが一番の軽量化」キャンプブームの火付け役・ヒロシが語る人生譚

ヒロシです……で一躍脚光を

ヒロシ

「ヒロシです」と木訥な口調でネタ繰り広げ、人気を博した芸人のヒロシ氏。現在はキャンプ動画をYoutubeで精力的にアップ。最も有名なキャンプ芸人としての注目を集める 写真/SPA!編集部

 自らの悲哀に満ちた体験をネタにし、2000年代中盤に一世を風靡したお笑い芸人のヒロシ氏。ペピーノ・ガリアルディの「ガラスの部屋」が流れるなか、斜め下を向きながらピンスポットを浴びるその姿は、今も鮮明に記憶している人が多いだろう。  そのヒロシ氏が、現在はキャンプ系YouTube「ヒロシちゃんねる」をメインに活動している。特にカメラに向かって話すわけでもなく、淡々とキャンプをこなす動画が、視聴者の心を鷲掴みにした。コロナ禍におけるキャンプ需要が高まったこともあり、その勢いは加速し、2020年11月にはチャンネル登録者数が100万人を突破。  また同年の「ユーキャン新語・流行語大賞」では、「ソロキャンプ」がトップ10に選出され、授賞式にソロキャンプ代表として出席した。ヒロシ氏は今やキャンプ界の顔ともいえる存在である。  キャンプブームが訪れている現在、そのブームの火付け役ともいえる存在のヒロシ氏に、キャンプ系YouTubeチャンネルを始めたきっかけや、現在のキャンプブームについての話を伺った。

独立して個人事務所を設立。YouTubeに辿り着くまでの長い道のり

 2015年には個人事務所「ヒロシコーポレーション」を設立し、様々なジャンルでの活動を志したヒロシ氏。お笑い芸人だけでなく事務所の社長として精力的に活動の幅を広げていったが、YouTubeに辿り着くまでのその道のりは険しかったそうだ。 「独立してからは、お金を稼いで見返したい気持ちで様々なことに挑戦しました。最初はライブハウス経営をやろうとしていたんです。昔から自分自身がバンド活動やっていて、スタジオを借りる値段が高いなと感じていました。でも自分でライブハウス経営をすれば、練習もライブもできます。  なんなら『ヒロシです』のネタやトークライブもできて、使わないときは人に貸すことだってできますよね。それで1年間は物件を探していたんですけど、条件に合うのがないんです。  何回かイイ物件を見つけて、図面を描いて打ち合わせしたりと、時間は使うんですけどね。それで詰めのところまできたところでいきなり『二階も借りないとダメです』と言われて、渋々了承したら今度は『一棟借りろ』と言われたり……。だから時間ばかりが過ぎて、全然前に進めませんでした。  結局1年後になんとか探しあてた物件を借りて、事務所兼用でカラオケ喫茶を始めたのですが、それも全然儲からなくてやめてしまいました。ライブハウス経営の構想を練っていたときは、音楽・お笑い・地下アイドルと、ビジネスとして完全に狙っていたのですが、現実的にはカラオケ喫茶に落ち着いて、それも長くは続かず……。事務所を立ち上げた当初は、狙ってやったことがことごとく失敗しましたね」  ビジネスとして成功すると思ったものに狙いを定め、果敢にトライしてきたヒロシ氏だが、今やYouTubeのキャンプ動画が大ヒットしているのはご周知の通り。だが、動画投稿を始めた当初、ビジネスとしての狙いは全くなかったようだ。 「最初は自分で見る用として写真や動画を撮っていたのですが、それを飲みの場で友達にみせようと思い、編集してYouTubeに投稿するようになりました。だから一般の人に見られると思っていなかったんですよ」
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