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メジャーリーグのロックアウトで大物外国人がNPB入りも。獲得を狙うかもしれない球団を支配下人数から推察する

AJやユーキリスなど大物を呼ぶイメージの楽天

 かつてアンドリュー・ジョーンズやケビン・ユーキリスなど、大物メジャーリーガーを呼んだ楽天だが、今年の支配下枠は12球団最少で2しか空きがない。育成選手も16人おり、枠の数だけで見れば今年はなかなか手が出せなさそうに見えるのだが、気になるのが現在の支配下外国人登録選手数である。  現在の楽天は支配下外国人が4人と12球団最少。現在、感染拡大防止特例で外国人選手は一部条件を満たせばベンチ入りは4人までだが、5人まで1軍登録することができる。現在楽天の外国人は投手2人、野手2人。しかも投手2人のアラン・ブセニッツ投手、宋家豪投手はともに中継ぎ中心の起用で、常にベンチ入りをしない先発投手であれば補強の可能性はあるだろう。  ただ、昨シーズンも先発は田中将、則本、岸、早川、瀧中、涌井などを中心にしっかりローテが回っており、先発の補強は一番優先順位が低そうではある。

まだまだストーブリーグは終わっていない

 もちろん、MLBのロックアウトがどうなるかという根本的な状況次第ではあるのだが、いざとなったときにどの球団が獲得に「動ける」のか、それとも育成からのレベルアップをはかるのか。キャンプと平行して、まだまだストーブリーグも終わっていないのだ。 文/佐藤永記
公営競技ライター・Youtuber。近鉄ファンとして全国の遠征観戦費用を稼ぐため、全ての公営競技から勝負レースを絞り込むギャンブラーになる。近鉄球団消滅後、シグナルRightの名前で2010年、全公営競技を解説する生主として話題となり、現在もツイキャスやYoutubeなどで配信活動を継続中。競輪情報サイト「競輪展開予想シート」運営。また、ギャンブラーの視点でプロ野球を数で分析するのが趣味。
Twitter:@signalright
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