ニュース

日本が国際社会で生き残るためにはどうすべきか/倉山満

同盟の最低条件は「自分の身を自分で守る力があること」

 アメリカが同盟国を守る力がないとなると、日本はどうなる?  どうなるかよりも、どうするかを考える時だろう。  米欧と中露の違いは何か。「人を殺してはならない」との価値観が通じる国と通じない国だ。日本は明らかに「人を殺してはならない」との価値観の国々と生きるしかない。そして、同盟の最低条件は「自分の身を自分で守る力があること」だ。

国際社会では軍事力がなければ何も言えない

 ようやく「防衛費GDP2%」が話題になったが、それで間に合うのか? いきなり核武装しろとは言わないが、国際社会での発言力は軍事力に比例する。金が無ければ何もできない。コロナはもちろん、景気回復もさっさと成し遂げ、軍事費を増やさないと何もできない。  それとも、今までのようにすべての周辺諸国の靴の裏を舐め、「殴らないでください」とわびながら生きるのか? 自分自身の問題だ。
1973年、香川県生まれ。救国シンクタンク理事長兼所長。中央大学文学部史学科を卒業後、同大学院博士前期課程修了。在学中から’15年まで、国士舘大学日本政教研究所非常勤職員を務める。現在は、「倉山塾」塾長、ネット放送局「チャンネルくらら」などを主宰。著書に『13歳からの「くにまもり」』など多数。ベストセラー「嘘だらけシリーズ」の最新作『嘘だらけの日本古代史』(扶桑社新書)が発売中

噓だらけの日本古代史噓だらけの日本古代史

ベストセラー「嘘だらけシリーズ」の最新作は、日本の神話から平安時代までの嘘を暴く!

1
2
3
おすすめ記事