ファーストステージ最後の登場となったのが「2年ぶり2回目の決勝」「ファーストラウンド最終出番」と奇しくも昨年の王者「ウエストランド」と同じとなった「モグライダー」。機運が高まった。 　ネタは2021年決勝では「美川憲一さんは気の毒ですね」から始まり、名曲「さそり座の女」の歌詞を徹底的に分析した設定の進化版。「錦野旦さんってめんどくさい女性とつき合ってますよね？」から始まり名曲「空に太陽がある限り」の歌詞を徹底的に分析した設定。 　前回との相違点は「錦野旦さんも言葉足らずだから不安にさせている」とツッコミ担当芝君は語り、合いの手のように歌詞と歌詞の合間に言葉を紡いでいく。ここで爆笑が起こる。そこからボケ担当ともしげ君に交代。うまく行かないともしげ君に芝君のツッコミが光る。途中、大阪に経由したり栃木に経由したりしながら爆笑でネタ終了。 　ともこは「時間が早く感じた」。富澤君は「ともしげ君がしっかりしすぎている」という指摘。松本さん「練習不足かな」と辛辣。得点632点。第7位で終了。ここでトップバッターに登場した「令和ロマン」が2005年「笑い飯」以来のトップバッターからの最終決戦進出を決めた。 　最終決戦。3位「令和ロマン」2位「ヤーレンズ」1位は昨年同様「さや香」となった。 　最終決戦1番手に登場した「令和ロマン」。ここでも「令和ロマン」は準決勝のネタをやらず、別のネタで勝負。つかみの「顔でもんじゃを作っている」から拍手笑いと幸先がいいスタート。 　ネタはオススメのドラマのダイジェスト版を演じる高比良君を見守りながら松井君がツッコミを入れる俯瞰ネタ。町工場で複雑な動きのあとに「単純作業ばっかでつまんねーな」とボケて拍手笑い。 　クッキー工場なのに車を作ると言い出し、「クッキーに未来はない！」と言い切り爆笑。バカっぽいトヨタの社員を演じる高比良君に「トヨタにこんな人いません」と松井君のツッコミで爆笑。続いてバカっぽい吉本興業の社員には「吉本にはこういう人がいます」で大爆笑で終了。 　間違いなく今日一番の漫才を披露した。驚きなのが最初のボケ「ブロッコリー」でツッコまれて自分で笑う高比良君。この状況で楽しんで漫才をやっているとわ！