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中国人富裕層向け「女体盛り屋形船」の実態。女体1人派遣で10万円~

 2015年、もっとも注目すべきキーワードの一つであるインバウンド市場。東京や大阪の繁華街では中国人観光客による「爆買い」によって大きな経済効果がもたらされていることは周知の事実だろう。  だが一方、ゴミのポイ捨てや店内に地べたで居座るなど彼らのマナー問題も指摘され始めている。そして、そんな「ガラの悪さ」はマナーだけに限らない。  いま、中国人富裕層向けに淫らなビジネスが展開されていることをご存知だろうか。それが屋形船の中で開かれる女体盛りだ。 ◆女体盛りは女性一人派遣で10万円から 中国人富裕層向け「女体盛り屋形船」の実態 屋形船宴会と言えば、蔵前や浅草を出発し、船内で天ぷらや刺身をつまみにカラオケで盛り上がる形態が一般的だ。言うまでもなく、表向きには女体盛りコースを用意している屋形船は皆無だ。  中国人観光客を相手にした女体盛りコースは、完全招待制で行われている。屋形船運営者とのパイプを持つ関係者男性は、業界事情を次のように語る。 「女の子はプロダクションから調達してきます。女体1人につき10万円が相場です。もちろん、これは通常のコース料理(5000~10000円程度)とは別で取る料金。女体盛りの紹介屋がいて、観光会社と芸能プロダクション、屋形船業者の三者をつないでいる。観光会社が企画するツアーに女体盛りコースが組み込まれてるんです。たとえば屋形船内の客が20人だった場合、1人あたりの負担はたった5000円。これなら中国人の富裕層は喜んでカネを出しますよ」  関係者男性曰く、屋形船一隻あたり平均で週2~3件は女体盛りのオファーが入るそうで、この盛況は1年ほど前から続いているという。 「女体盛りの目的は下品に遊ぶことだから、料理は適当です。そのへんのスーパーで売れ残っている刺身や天ぷらを乗せるだけ。動いた金は紹介屋に半分入って、残りはプロダクションがもらう。女の子にはほとんど金が入らない」  この女体盛りビジネス、三者それぞれが目立たないように活動しているため、今後も好況は続く見込みだという。淫らなインバウンド市場によって、観光客に誤った日本文化が輸出されないことを祈るばかりだ。 <取材・文/日刊SPA!取材班>
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