とりあえず女子は女好きのセックス好きがまだ多い中年男に、もっと目を向けなさい！

と説法するのはまっとうだし、私たち世代にとって好都合な言いぐさでもあり、現実そうしてもらいたいのはヤマヤマなんだが、これだと残りもん同士が乳繰り合っているだけで、根本的な解決になりはしない。

　もう少し、世のためになる提案をしてみようかと思う。

　まず、はじめの第一歩は女好きのセックス嫌いな男をセックス好きに変えることだ。

　そして、もっと大事なのが女嫌いのセックス好きな男を女好きに変えること。

　つまり、女好きのセックス嫌いや女嫌いのセックス好きを女好きのセックス好きに育てること以外、昨今のヤング男子の草食化を食い止める手段はないと私は考える。

　では、実際にどうすればよいのか？

　ひとつ提案がある。

２度めを簡単にヤラせない女を目指す

というのはどうだろう。

　じつはコレ、銀座のクラブ（踊るほうじゃないほうの）などで働くホステスさんがよくつかう古典的な男の落とし方なんだそうだ。

　最初は比較的あっさりとヤラせちゃう。ここで男は、銀座の女もチョロイもんだな、と油断する。そしてあわよくば、もう一回くらいヤラせてもらえそうだな、と気軽にアプローチをかけると、予想外の肩すかし……相手をナメていたぶん、イッキに征服欲が掻きたてられ、アッという間にカタにハメられてしまう、といった案配である。

　はじめて行ったパチンコで、たまたまフィーバー連チャンがかかってしまい、味をしめて通い詰め、大負けをくらうパターンとよく似ている。

　一回めをもったいつけたら、今ドキの淡泊な男子たちは、めんどくせ。次いこ次！ってケースにもなりかねない。とりあえず、男をアナタのカラダの虜にすることが必須なのだ。

　劇的にテクニカルなフェラで責めるのもよい、複雑で激しい腰運動で相手のスペルマを搾り取るのもよい、異常なまでの過剰反応で鳴きの良さをアピールするのもよい、吸い付くような肌のキメの細かさを披露するだけでもＯＫ。とにかくはじめてのセックスで、もう一回ヤリてえ！と草食男子たちに思わせることができたら、もうアナタの勝ち。

俺たちって、エッチの相性、超イイよね？

と早合点している男を、豹変して突き放せば……その男はアナタのセックスに、だけではなく人格にまでどっぷりのめり込んでしまうのだ。

　と、えんえん小むずかしい話をしてすいません！

　どうしてもどこかで書きたいテーマだったので……つい、つぶやいてしまいました。ツイッターじゃ、たぶんダメでしょうな。文字数的に。