山田ゴメスの俺の恋を笑うな
タイムスリップ
自衛隊を戦国時代に飛ばしたり、広末涼子をバブル時代に飛ばしたり……
と、タイムスリップは、ストーリーテラーにとってのキラーコンテンツであり、
モノを創る職業に限らずあらゆる人々の空想力を掻き立てる。
そして、もし私がたとえば江戸時代の寒村とかに、ある日突然タイムスリップしたならば?……なによりまず匂いに堪えられないのでは、と考えてしまう。
歯医者も歯磨き粉も存在しない時代は、さぞかし口臭も凄かろう。
寒村ゆえ、洗剤や香水に代わる物なんてあろうはずもなく、
風呂だって毎日入る余裕もないに違いない。
無臭地帯で日々を過ごす我々現代人が、過去の世界に迷い込む物語には、
欠かせないリアリティのひとつだと思うのだ。
たとえば、マンションの隣の部屋のベランダで吐かれた煙草の煙にも拒絶反応を示す嫌煙家が、
70年代の新幹線車内にいきなりタイムスリップしてしまったとすれば、どうだろう。
もっともシャットアウトしづらいのは
間違いなく嗅覚なのだから。
演習中の陸上自衛隊が突然戦国時代にタイムスリップしてしまう映画『戦国自衛隊』
(原作/半村良)。
(原作/半村良)。
2010.12.11 |
2件のコメント
現代人はクヤサを臭うと思うように、
未来の日本人はヤキトリやウナギの臭いに耐えられなくなるらしいです…
とっても納得な情報ありがとうございます! さすがメガネくんだけありますね。ちなみに未来の世界だと、メガネもなくなっちゃうのかもしれませんね。あと、白髪とハゲとシワも……? 年齢差が外見では見分けづらい時代が来るのではないでしょうか?(ゴ)